共同経営で追い込まれた話【閲覧注意】

ぷっこと旦那

この記事はおよそ1年ほど前に、旦那が書いたものです。
あまり楽しい話ではないので、このブログに載せるかどうか迷いました。
しかし、私たちのような失敗をしてほしくない、この記事が誰かの役に立つかも、という思いから載せてみます。

安易に共同経営すると、こうなってしまう。そして、心無い人のモラハラで、追い詰められて人はこうなってしまうんです。

暗い話なんで、今精神的に辛い人は読まないで下さいm(_ _)m

共同経営についての他の記事は以下からどうぞ。
共同経営について【ちょっとマジメに考えてみる】
共同経営について その2

共同経営で自殺寸前まで追い込まれた話

私たち夫婦の事を少し書いてみます。

約一年前になりますが、夫婦で心中を考えたことがあります。その時のことを書きます。あまり楽しい内容ではないので耐性のない方はここで引き返してください。

共同経営を始める前は、私は3年間個人事業主として、妻はパートで働いていました。

共同経営相手は親子で10年程個人事業主として経営していました。

相手は非常に調子のよいことを言って近づいてきました。「君はとても頭がいい」「僕たちなら絶対にトップを取れるよ」と何回も言っていたのをよく覚えています。今考えれば調子良すぎるだろと思うのですが、世間知らずでお人よしだった私たちは共同経営に踏み切ってしまいました。

最初は本当に調子よく、他所からおかしい人間だと噂を少し聞くことがある程度で、まぁどこにでもいるような感じの人間でした。

準備期間中にだんだんとおかしな言動が見え隠れするようになってきました。物事に対する興味の対象がコロコロと変わり続かない、辻褄が合わないことを平気で言っていたり、記憶力のなさや、家族に向ける異常な攻撃性、あまりにも根拠のない自信など。上げていくとたくさんありましたが、こちらに対してはあまり影響がなかったのと、今後の経営で悩んでいたこともあり、なんとかなるだろうと高を括っていました。

共同経営を始める際は、妻はパートを辞めて一緒に参加するのが条件でした。そしていざ始めてみると、夫婦そろってひたすら人格を攻撃され続けました。毎日スケジュールを管理され、働きづめでした。気を使って先回りすれば余計なことをするなと罵られ、気を使わなければ何も考えていないと罵られ続けました。しまいには顔が気に入らないなどと仕事と関係ないことで罵られ、どうしてよいのか本当にわからないことばかりでした。

矛盾点を指摘し反論しても、聞く耳は持っておらず、覚えてもいないため、そんなことを言うはずがないの一点張り。その後人格攻撃が激化するため最終的に何も言わないことが最良の回避策であると思うようになりました。

スタートアップ直後、今でもはっきりと覚えていることがあります。私は従業員に作業面の仕事を教え、極力自分は作業ではなく準備や片付けなどの裏方の仕事に回るようなシステムを作り、行く行くは裏方の仕事も任せることができるようにと動いていたのですが、お前は何もしないとさんざん罵られました。

結局翌日から従業員に混じって作業するようになり、次の仕事の準備ができないため時間的余裕がなく、教える時間が取れずに従業員はいつまでたっても仕事が覚えられない状態が長く続きました。従業員が育ってくれないため、しわ寄せはすべてこちらに回ってきます。

1カ月程、この最悪の状態を続けた後、ぬけぬけと言い放った言葉が忘れられません。

「僕気づいたんだけど、一緒に作業しちゃダメだよ。そんなことにも気付かなかったの?」

この時に、自分はこいつとは続かないと思い知りました。

その後も同じようなことを繰り返し続け、ことあるごとにお前が悪い、頭のいい僕は間違えていないと言い続けました。半年した頃に心身ともにボロボロになり、私が仕事に出ることができなくなりました。朝になると、冷や汗が出るようになり、涙が止まらなくなりました。妻に病院に連れていかれ、鬱の診断を受けました。診断書をしっかりといただいて保管してあります。

妻は強い人で、私がこんなふがいない状態でも一人仕事に出かけて行ってくれました。ですが、妻も限界の状態で「もうあなたとはやっていけない、共同経営は辞めたい」ときりだしてくれたのですが。僕のことが嫌いなわけじゃない、というわけのわからないことを言い出し聞く耳を持たず、辞めるなら酷い目に合わせると暗に脅しをかけてきました。その内容は録音しておりいずれ必要になるかもしれないので大切に保管してあります。

半年間とは言え、朝から晩まで人間ではないとまで罵られ続け、怒ることも、抵抗することもできないほど、気力も体力も無くなっていました。この地獄は体験しないとわからないと思います。もう八方塞がりになってしまった私たちは、人生を諦める選択を取ってしまいました。

家財や大切な物をすべて処分しました。最後に小さな籠一つに手紙や写真を残し、台所の梁にロープを掛けました。

最後にお風呂に入りたいと妻が言い、二人で入ることにしました。湯船にお湯を張り、最期のためにと妻が処分せずに置いておいたバブ二つと一緒に湯船に浸かりました。くっついたり離れたりしながら、小さくなっていく二つのバブを見て、何だか私たち夫婦みたいだなと思いました。喧嘩したり仲直りしながら、この世の中から消えていくのだなと。

バブが消えてなくなり、しばらく呆然としていました。

突然、無性に腹立たしくてしょうがなくなりました。お前こそ人間じゃないじゃないか!人の心に刃を突き立てて、突き立てたことすら自覚できないお前こそ人間じゃない!お前こそモンスター以外の何物でもない!こんなにも何かに腹を立てたのは初めてだったと思います。

こんなモンスターのために妻を死なせてはいけない。自分も死んではいけない。あいつは喜ぶだけだ。あいつを喜ばせるために、生きることも死ぬこともしてはいけない。そう思いました

もちろん生きる選択をすれば、タフな現実が待っています。

おそらくあいつは、今後も自分の主張のみを続けるでしょう。私たちには借金もあり、返済用のお金を出資金に充てたため返せるめどはありません。バカなワンマン経営のためおそらくは法人は長続きしません。

色々な縛りがあり、潰れない限り現在の状態を維持していかなければならないのですが、次の生き方を二人で模索していかなければなりません。恨み言を言っても何も解決しないし、惨めなのは重々承知しています。しかし、この恨み言のエネルギーを利用しないと、現在の状況では立ち上がることさえできません。次に進むために利用できるものは利用します。

もう本気で笑えることはないかもしれません。しかし、いつか妻と笑って思い出せる日の来ることを願って、妻とともに模索し続けます。

信じるか信じないかはお任せします。

少しの前置きの割に長くなったな。

さて、ゲームするかな(・∀・)ノシ

現在のぷっこと旦那

あれから1年です。心中を諦めてからは約2年半が経過しました。

弁護士さんのおかげで先日、相手と合意書が結ばれました。

内容は、私たちの法人からの脱退です。ビニールハウス、その他機械類、出資金、法人へ貸していたお金、働いた分の給料、何も返ってきません。
金額にすると1,500万円くらいでしょうか。失ってしまいました。
更に借金も少なくない額が残っています。

でも、命はある。ぷっこと旦那、お互いがいる。
弁護士さん、友人、知人、家族みんなのおかげです。

この後に及んでも、相手方から何やかんやと弁護士さんを通じてイチャモンがきます。本当に救いようのない奴。(敢えて奴と書かしてもらいます)

皆さんも、気を付けて下さい。
悪意を持って、人を陥れようとする奴は、残念ながらいるんです。
そうして更に、その奴らは記憶力が欠如しているので、同じようなことを繰り返すんです。

奴らの毒牙にかからないように、騙されないようにしてください。

騙されて、気付いたらがんじがらめにされていたら、とりあえず逃げるのが先決です。

全力で逃げて下さい。命があれば、何歳からでもどこからでも、人生やり直しはきくとぷっこは信じています。

ここまで稚拙な文章を呼んでくださってありがとうございます。

さて、暗い話はここまで。
ぷっこは猫たちと昼寝します(・∀・)

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