ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その6・フランスベッドのエアコンてなんだ】

ぷっこと旦那

今まで、色々なゴミの処分方法について書いてきました。
その6では、あるゴミに絞って書こうと思います。

このゴミに、非常に悩まされたからです。袋小路に陥って、文字通り頭を抱えたことも。

この記事を書くことで、ゴミ処分の難しさもお伝えできたらと思います。

*ちなみに、このゴミの全体を写したわかりやすい画像がありません。実家の片付けもクライマックスを迎えつつあり、色んなゴミのことで精神的余裕もあまりなく、ちゃんと画像を撮るのを忘れてた(言い訳)。

フランスベッドのエアコンてなんだ

実家のゴミを順次分別していく過程で、”それ”は本体に”エアコン”と記載されていたので、ぷっこは何も考えずに”家電4品目(家電リサイクル法対象の家電)”だな、と思ったわけです。

実家の1階の廊下に放置されていたこれ。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その6・フランスベッドのエアコンてなんだ】
<ワゴン エアコン>と書かれています。

約50㎤の大きさ。後面に小振りな何かのタンクが付いてる以外は装飾もなく、正面の送風口らしき部分(上の黒い部分)から空気が出るのかな?という感じ。ぷっこの記憶によると、約10年前から1階の廊下の隅っこにずっと放置されてました。

もちろん(?)、使っているところは一度も見たことがなく、使えるかどうかも不明。
正面に値札シールの跡があったので、ぷこ父がおそらくどこかのリサイクルショップで衝動買いしたものだと思います(いつものこと)。

ジャマだしぷこ母もいらないとのことで、処分することに。

その5で書いたように、他の4品目の家電と同じように、家電リサイクル券を記入しようと思った矢先。
本体に書いてあるメーカー名を見てみたら。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その6・フランスベッドのエアコンてなんだ】
フランスベッド販売株式会社?

フランスベッドってあのフランスベッド?

…がつくったエアコンなの?

と、ちょっと混乱しましたが、とりあえずリサイクル料金を調べることに。
サイトで調べると、
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その6・フランスベッドのエアコンてなんだ】

「家電リサイクル券センター」にお問い合わせください、とな?

「家電リサイクル券センター」に問い合わせる

で、電話してみたんです。
『フランスベッド製のエアコンを処分したいんですが、リサイクル料金いくらですか?』って。

窓口のおねえさんは、
『は?フランスベッド?何言ってんの?』みたいな感じ。
『室外機ついてますか?』とか聞かれて、『ついてないですね』と、大まかな形状を伝えたら、
『それ、対象の家電じゃないですね』って言われました。

え?じゃあ、どうしろと?(;・∀・)

色んな人に聞いてみる

「家電リサイクル券センター」のおねえさんは、『市の処理施設とか、持ってってみたら?』みたいな口ぶりだったんですが。

市の燃やせないゴミの処理施設に持って…行く?

(*その3で書きましたが、元々ぷっこは市の処理施設に持って行くことにトラウマを感じていたんですが、燃やせないゴミを地元のゴミ処理施設に最初に持って行った際、職員のボス的なおっさんにめっちゃ嫌味を言われた為に、この時は本当に拒否反応が出てました。)

本体に”エアコン”と記載のある、どう見ても不審がられるゴミを、市の処理施設に…持って行く?(;゚Д゚)
ハードルが高すぎる。

で、一番聞きやすい、清掃公社の営業Iさんに聞いてみることに。

そしたら、お忙しい中わざわざ見に来てくださったんです。

裏の表示を見たりして、『フランスベッドのエアコンってなんでしょうね?』みたいな反応。
『冷媒が入っているかもしれないし、(フロンなどの)冷媒が入ってる場合は専門の業者さんに抜いてもらってからでないと、清掃公社では処分できないですね』とのお話。

で、そういった専門の業者さんの電話番号を教えてもらいました。
『もし、ここでダメなら、また連絡くださいね』と、ありがたいお言葉もいただいて。

早速、その業者さんに電話。
『よくわからないエアコンがあって、冷媒が入っているか調べて欲しい、入っている場合はガスを抜いて欲しいんです』って。

受付のおねえさんは、『フランスベッドのエアコンなんてあるんですね』って親身になって対応してくれました。
が、その業者さんは法人相手の商売しかしてなくて、個人の依頼は受けてないと断られてしまいました。

頭を抱えてもんどり打つぷっこ。

フランスベッドにはなんの罪もないですが、ちょっとイヤになってきた。

ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その6・フランスベッドのエアコンてなんだ】
ちなみに、インターネットで型番「FB-16C1W」を検索してみたり「フランスベッド エアコン」、「エフビールームエアコン」で検索してみても、何もひっかからない。
当然、ベッドしか出てこない。
この機械がそもそも何なのか?すらわからない。

(ぷこ父の棺桶に、フランスベッドのエアコンぶち込んで、一緒に燃やせば良かった(;゚Д゚))と本気で思った。(サイズ的に入らないし色々ダメだけど)

いよいよ困って、(Iさんに電話しようかな~、その前にエアコンの指定引取所(業者)のT社にも試しに聞いてみよう)と、T社にも電話してみることに。

受付のおねえさんに、『こうこうこういうエアコンがあるんですけど、そちらで処分できますか?』って聞いたら、
『それ多分、冷風扇の類だから、市の処理施設で引き取ってもらえると思いますよ』って言われました。

清掃公社のIさんにも、見に来てもらった時に同じようなことを言われていたんですが、再度T社のおねえさんにも言われたことでやっと『じゃあ…持ってってみるか。』ってなりました。
(それだけ市の施設に持って行くのがトラウマになってた)。

やっとの思いで処分

そのフランスベッドのエアコンと、扇風機などの燃やせないゴミを一緒に軽バンに乗せて、市の燃やせないゴミの処理施設へ(これが3回目の搬入)。

受付でも、ゴミをおろす時も『何これ?』と聞かれ、その都度『詳しい人に見てもらったら冷風扇と言われました』と説明。(ややこしくなりそうだから”エアコン”という単語は使わず)

そしたら割とすんなり引き取ってくれました。内心もうドキドキしてたけど。

処理施設からの帰り道は、本当に重かった肩の荷がひとつ降りた気分。

引き取ってくれなかったら、実家の片隅に仕舞って忘れたことにしてしまうか、どこか山奥にでも棄てに行こうかな…とか思ったことも(不法投棄はダメです)。

まとめ

まぁ、冷静に考えたら、形状的に家電リサイクル法の対象の家電ではなさそうだし、最初から市の処理施設に持って行ってたら良かったかな?とは思います。

でも、本体に”ルームエアコン”の記載があるし、ネットで調べてもコレが何なのかさっぱりわからなかったし。

何度も言いますが、市の処理施設へのトラウマも。

この機械自体は多分、家電リサイクル法ができる(整備される)前の、フランスベッドが色んな機械も作ってた頃の、試作品的なニッチな”エアコン(エアーコンディショナー=空気調整装置)”で、冷風扇の一種なんでしょうね。

今回は運よく(?)、市の処理施設が引き取ってくれたから良かったけど、フランスベッドのエアコンのような、家電4品目の名前が入っている機械で、市でも処理できない、業者にも頼めない、グレーゾーンのヘンな機械を処分したい時、一般人はどうしたらいいんでしょうね?

てか、そもそも、そんな妙な機械をホイホイ買ってくんな( ˘•ω•˘ )、って話でもありますが。
(ぷこ父のあほ(# ゚Д゚))

ぷっコラム

本のお仕事をぷっこの隣でしていた旦那が、『コラム書きたかった…!(ページ数の都合で書けなかったらしい)。”コラム”って響きがイイ…!』とか何とかぶつぶつ言ってたので、試しにコラムを書いてみることにした。

ぷっこのコラムでぷっコラムです(・∀・)ドヤ。

今回、色んなゴミを分別・処分してみましたが、ゴミって難しいです。

世の中には、ありとあらゆる色んなものが溢れていて、それを処分しようと思ったら、まずは住んでいる市区町村の定めたゴミの分別方法にしたがって、処分方法を調べないといけません。

でも、行政のホームページや配られている冊子に書いてあるのは、概ね代表的なゴミの品目。
千差万別のゴミの分別方法を、1つ1つ全て正確に教えてくれるわけではありません。

なので、『あれ?これは燃やせるゴミ?燃やせないゴミ?』みたいに、”分別の境目付近のもの”が判断に困ったりします。

『燃えるかな?』と思って持って行ってみたら、『燃やせないゴミだよ』と処理施設で返されたり。

燃やせるゴミの処理施設で返された燃やせないゴミ。
今思えば確かに、燃やせないゴミですね。

かと思えば、燃やせないゴミの処理施設で、『これは燃やせるゴミだよ』と言われたものも。

でもこれ、半分に割れていて、中に埋め込まれている小さい金属球が何個も見えてたのに。
今考えても、これは燃やせないゴミだと思う。

ちなみに、このような電池ボックスや回転台みたいに、プラスチック部分が大半を占めていてほんの一部分だけに金属が使われていたりするもの、結構あると思います。

それまでは、『燃やせるゴミの処理施設で燃やしてもらって、燃え残った金属部分はまとめて燃やせないゴミとして処分してもらったらいいよね~』と軽く考えていて、”燃やせるゴミ”の方に分別しがちでした。

『燃やせるゴミの処理施設では、燃え残ったゴミを、その都度かき出したりしてるんだろうな~』と。ぷっこ達が、庭で燃えるゴミを燃やす時のような、軽い感覚で。

でも、処分の過程でゴミのことを調べていくうちに、それは甘い考えだったことが発覚。

ゴミの焼却施設で、燃え残ったゴミをかき出すには、一旦ゴミを燃やす火を止めないといけないらしいです。火が止まって温度が下がった状態でゴミをかき出し、再びゴミが燃える温度まで上昇させるのに、100万円単位のお金(税金)がかかるそうです。

やべ。ちゃんと分別しよ、って思った。

こちらの漫画が参考になりました。(ぷっこは無料立ち読み部分しか読んでませんが。)

本当は、こういう回転台なんかも、ドライバーなどを使って金属球を1個1個抜いて、プラスチック部分は燃やせるゴミ、金属部分は燃やせないゴミに分別して出す、ような意識を住民一人一人が持って実践するのが、税金の節約につながるし、ひいては地球環境を守ることにもつながるのではないかと思います。

とはいえ、毎回いらないものを分解して分別するわけにもいかないですし。

日々できることは、少なくとも分別はきちんとする、ということでしょうか。

そして、わからないことが出てきたら、ゴミのプロに聞く、ということかなと。

各市区町村には、大体ゴミ処分の問い合わせ先の課・部署があると思います。

1人で悩まずに、テキトーに分別せずに、確認が大事です。

業者さんを探す時などは、信頼できそうなゴミ処分業者さんを聞いてみるのもいいと思います。

とにかく、遺品整理のように、自分のじゃない大量のゴミを処分するのってそれだけでもしんどいし、ゴミ処分って複雑なんで思い詰めると負のスパイラルに陥りそうになることも。

ゴミの事に限らず、色んなことは1人で悩まない方がいいですよ。

と、いうことで、いつもの如く何が言いたかったのかわからなくなったので、このへんで(・∀・)。

ぷっコラムという響きが個人的に気に入ったので、またやりたいです(・∀・)エヘ。

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