父、永眠する。

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世間では平成が終わり、令和を迎える準備で慌ただしかった4月27日。早朝の午前3時に父が永眠しました。
24日に母から連絡をもらい、また800㎞の道のりを南下(1週間ぶり)。25日、26日と見舞い、26日の夜から急変した父に付き添って、母と旦那とぷっこの3人で最期を看取ることができました。

しばらく母に付き添いたかったんですが、猫たちのことが心配だったので昨日(5/1)の早朝に帰宅した次第です。まだ気持ちが追いついてない感じはしますが、とりあえず記録しとこうかなとキーボードをたたいてみてます。

『人間なんて、あっけないね』という母の言葉にほんとに同感。もう少ししぶといかと思ってたんですけど。直腸ガンが発見されて、手術して約3年でした。
なんというか、父は一言で言うと『変人』だったので母や兄や私は散々振り回されました。ぷっこはまだ18歳で家を出たので、そこまで被害は受けてないですが。

色々複雑な思いを兄も持っていて、葬儀の日の朝に『色々な思いが巡るけど、今は”さみしい”かな』と言ってました。
周囲の人は、人が亡くなってすぐは色々慌ただしくて悲しむ暇もないけど、しばらくして落ち着いてから色んな感情がどっとくるよ、って言ってます。
そういうものなんでしょうね。

ぷっこにとって、このブログは情報提供のツールであるとともに日記でもあるので、父の葬儀(直葬)のこととか、父の人生とかちょこちょここれから書いていこうかなと思ってます。

ぷっことししゃもの人生もネタ満載だけど、父も大分おかしい人生を歩んできてるので、もはや全てネタです。

実家に滞在してる1週間の間に、ここぞとばかりに父のガラクタを片付けてきました。
所謂ゴミ屋敷で、モノが溢れかえった家ですが、勝手にモノを移動したり捨てたりするとヒステリックに怒る父だったので、家族はどうしようもできずでした。

自分たち(終活の身辺整理)、おばあちゃんの遺品整理を経て、片付けはもはや特技。自分らで言うのもなんですが、めっちゃ手際いいと思う。
燃やせそうなものは庭で燃やして、燃やせないゴミは庭に出して積んで、テーブルなどの配置を変えて、とりあえず母が生活しやすいように簡単に整理してきました。

あと、旦那が要るものやお金になりそうなものは車にぱんぱんに積んでお持ち帰り。
旦那がさっそくフリマアプリなどで出品したら、今日までにもう2,3個のモノが万単位で売れたらしい。手際がいい(;・∀・)。

父はモノに囲まれてないと落ち着かない、病的なところがあったんでしょうね。例えば電池やバッテリーが、あちこちから大量に出るわ出るわ。100個くらいは出てきたと思う。あとはプリンターの新品のインクが数10個。
『置いておけば後々なんかに使う』とか『安いうちに大量に買って家にストックする』とかいう考えで、例えば未使用の瞬間接着剤が20個くらい引き出しから出て来たんですが、長く放置されてた為品質が変わってて、全くくっつかない。接着剤として意味をなさない状態に。
100円の瞬間接着剤としても×20個の2,000円がパーに。

こんな感じで『安物買いの銭失い』があっちこっちに山になってます。

しかも、父は人生の半分を主夫(母のヒモ)として過ごしてたので、自分の収入は無く、母の収入でそれらのガラクタを買ってたかと思うと何か、うぅんざりした思いが沸きあがってくるわけです。

片付けながら、HPはもちろんのことMPがめっちゃ減っていく(;・∀・)。

1週間で片付けられるレベルじゃないので、仕事を休職して、旦那と2人で実家に泊まり込みでそのうち片付けに行って来ます。

亡き父の心の師匠、フーテンの寅さん
亡き父の心の師匠、フーテンの寅さん。
父も寅さんみたいに、もうちょっと開き直って生きれたら、もうちょっと楽だったろうに。

優しく経済力のある妻(母)がいて、お金に困ることなく好きな物散々買えて、自分勝手に生きてこれたのに。子供も2人恵まれたのに、自分(父)がプレッシャーをかけすぎたせいもあり息子(兄)は統合失調症になって。それを受け入れられずにジタバタして。

色んなことをすんなり受け入れて、前を向いてただ進めば、もっと楽な人生だったんじゃないかな。
他人から見たら、ちゃんと幸せな人生だったはずなのに、それに気づこうともせず、他人に押し付けて羨ましがって、不満ばっかりで。本人が一番自分に囚われて、しんどかったと思う。

死んだら人はどうなるんでしょうね。今度こそ素直になって、楽になって欲しいですけどね。
文字通り、冥福を祈ります。

父さん、お疲れ様。

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