父の葬儀【火葬場にて】

ぷっこのお絵かき

父の葬儀【火葬場にて】

父の葬儀【火葬場にて】

父の葬儀【火葬場にて】

父の葬儀【火葬場にて】

先に、父の葬儀のことを書こうと思っていたんですが、葬儀社からもらった見積書や請求書は実家にあるし、画像で送ってもらおうにも、母に説明するのも色々大変そう(タブレット持ってるけど、それで画像が撮れると知ってるかまず不明)なので、またの機会に。
6月に入ったらまた地元に帰る予定なので、ぼちぼち書きます。

とりあえず、母が先日葬儀社に支払った葬儀代は30万円くらいだったそう。
調べたら、葬儀一式の平均費用は121万円(2017年度)で、それに通夜・葬式の際に振舞う飲食費や寺院へ支払う費用を入れたら、平均費用は195万円(2017年度)だそうです。
…お安く済ませてしまいました(;’∀’)。
まぁ、本人の遺志でしたし。

話を火葬場に戻します。
何度か火葬場までの付き添い(?)を経験していますが、いよいよ火葬する時のスイッチは大体遺族の代表者が押すものなのかな、という認識です。

火葬場の職員の人が何も言わず押すこともあれば、『(代表者の方)押しますか?それとも私(職員)が押しましょうか?』と聞いてくれたこともありました。
地域によるものなのか、職員さんによるものなのか、その違いはどっちでしょうね。

地元の場合は『代表者の方、ボタンを押してください』でした。
結構ためらう行為だと思います。旦那は『(ぷっこの葬儀の時は)多分押せない(´・ω・`)』って言ってますし。ぷっこも、多分押せないから職員さんにお願いするかな(´・ω・`)。

棺に入っている遺体は、まだ生前の面影あるけど、骨になったら面影なくなりますから。
本当に、最後のお別れの瞬間を決めるスイッチとも言えます。

で、そのスイッチを母はためらいを一切見せずに押した訳です。
清々しいくらいに躊躇なかった(;・∀・)。
エレベーターのボタン押すくらいの気軽さ。

母の強さなのか、生真面目さなのか、素直さなのか、どれとも言えない感じ。
まぁ、生前の父の好き勝手に散々振り回されてきた母ですから。
気分屋で、暴力こそ振るわないけど、ささいなことでヒステリーを起こして、母を怒鳴ったりすることも。
2、3年前だったか母が、『お父さん、暴力は振るわないけどDV(ドメスティックバイオレンス)夫だと思うのよ』って私に言ったことがあって。
私は(やっと気づいたか)って正直思いましたもの。

父も、決して順風満帆な人生を送った訳ではなくて、5歳の時に実父(ぷっこにとってはお祖父ちゃん)が結核で亡くなって、妹は3歳、弟は1歳で、お母さん(ぷっこにとってはお祖母ちゃん)は1人で働きながら幼子を育てて、ゆっくり子どもたちと向き合う時間もきっと無い中で、父は寂しい思いもしてきたんだとは思う。
その後お祖母ちゃんは再婚するんですが、再婚相手の養父は暴力を振るう人で、父も虐待されて育ったんだとか。

ぷっこのお兄ちゃんが、焼身自殺を図って緊急入院した際、救急車で運ばれた先の病院で、父は酒を飲んで暴れた(現実逃避のあまり)為、同じ病院の精神科に入院することになったんですが、その時の診察の時にそんな生い立ちを医師に話してました。…改めて文字に起こすとすっごいな(;・∀・)。
『養父から暴力を受けてたから、自分は絶対に暴力は振るわないと決めてる』と言ってました。(家族立ち合いの元での診察だった)

その言葉通り、ぷっこも兄も母も直接的な暴力は受けていません(多分)。怒鳴られたり、物を投げられたり(体に当てるつもりはない)とかで。そこはすごいかなと思う。
子どもっぽい父だったけど、父なりに愛情を注いで…くれようとはしてくれてたの…かな?と思ったり思わなかったり。

中々まだ、父への想いはうまく昇華できないとこがあります。
兄はこないだ『親父もしようのない人間だった』なんて言ってたみたいだし、母も今家に1人でいて、それぞれ色々と思うところはあるのかなと思います。

長々と書きましたが、こんな人もいるのね、と軽い気持ちで読んでもらえたら(?)。
酔っぱらって、プチ行方不明になったり、酔っぱらって、実家に泊まっていたぷっこの友人(男性)の上にズデーンと転んでみたり、酔っぱらって『スズキムネオは有罪だ!』と大声で叫んでみたり(しかもぷっこの大学の入学手続きの際)、まぁ他人から見たら面白い人だったみたいです。
ぷっこの学生時代の友人の一部にファンがいるくらいで。
娘にとっちゃ『百害あって一利なし』だな、と一時期マジで思ってたけど。

ヘンな父親を持つと、娘はスリル満点で苦労します。
あの世で、死に別れた実のお父さんに会えてたらいいね、とは思う。

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