ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その2・ゴミの分別、と処分の方法を調べる】

ぷっこと旦那

その1に引き続き、ゴミ屋敷な実家の片付け、その2です。

遺されたガラクタをいるものとゴミに分類したら、ゴミの分別にかかりました。
ある程度、はじめから平行してゴミの分別はしていたんですが、ちょっと諸問題があって、ゴミの分別をもう1回やる羽目になったんです。

最初はとにかく、燃やせるゴミと燃やせないゴミに分けてました。

⓶-1燃やせるゴミ

庭で燃やせるゴミ

燃やせるゴミのうち、実家の庭で燃やせそうなものは、段ボールやビニール袋にまとめて、ある程度量がたまったら、庭で燃やすようにしてました。

田舎バンザイ(・∀・)

中身を出した空の箱や、段ボールいっぱいに詰まったチラシ(メモ紙にしようと思ってたのかしら)、ブックオフに持って行けないような本当にボロボロの本、大量のワープロ用紙などの紙類。(本来なら資源ゴミとして処理施設に持って行くべきなんでしょうが、持って行く時間も惜しかったので燃やした)
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専ら燃やしてくれた旦那。

あとは、木製の家具。

きれいな本棚は、早い段階で親戚に見てもらって、欲しい物は持って帰ってもらったんですが、そもそも本棚の数も多すぎるくらいあったのでいらないのは燃やしました。

自作の棚もいっぱい。
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この大きな棚が4つ、倉庫の1階にどーんと置いてあって、全部みっちりガラクタが詰まってました。

ぷこ父は日曜大工(毎日日曜日のヒモ夫だったけど)が趣味だったので、ホームセンターで木材を買ってきては棚を自作してました。
(・∀・)全部燃やしたった

まぁ、上等な木材を使ってる棚は1つ1つビス抜いて、丁寧に解体したんですが。
その木材はにゃんルーフの増築に使う予定(・∀・)。

庭の真ん中に積み上げて、炎があまり大きくならないように注意しながらファイヤーしました。

あんまり大きなビニールやプラスチック製品は、燃やすと真っ黒な煙が出て環境汚染だし消防に通報されちゃうので、別にまとめて処分しました。

庭で燃やせないプラゴミ

庭で燃やせない、ビニール類やプラスチック製のもの。大きいビニール袋や空の衣装ケースなどに入れてまとめて、市のゴミ処理施設に持って行きました。

昔はプラスチック製品も燃やせないゴミでしたが、最近は施設の焼却能力も上がっていて、プラゴミが燃やせるゴミとして出せる地域も多いらしいです。
地元も、実家から車で20分ほどの所にあるゴミ焼却施設に持ち込みました。

ラムネのフタ部分から、
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ピンク色のデータが詰まった大量のDVD(こういう部分がハラスメントだと思う)とか、ガラクタが詰まってた発泡スチロールの箱とか、割れたプラ製の植木鉢や衣装ケースなど。
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印象に残ってるのは、ゴルフボールが燃やせないゴミと思ってたら燃やせるゴミだったこと。灯油用のポリタンク(18ℓ)が、ぷっこ達の住む地域だと燃やせないゴミなのに、地元は燃やせるゴミだったこと。

地域の差って、やっぱりあるんでしょうね。
分別で迷ったら、地域のゴミ分別表を都度見て調べるか、行政の担当部署に確認するのが確実です

⓶-2燃やせないゴミ

で、上記の燃やせるゴミを除いた、燃やせないゴミ。
ガラクタを分類すると同時に、少しずつ倉庫の1階南部分と、家の南側にまとめて溜めておきました。
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冷蔵庫1台、ウインド型のエアコン2台、ファンヒーター9台(だから多すぎだってば)、大きい事務机2台、自転車1台、掃除機2台(内1台は業務用)、扇風機4台、加湿器、懐中電灯20個くらい、ファービー3体含むよくわからない大量のオモチャ、よくわからない大量(ドラム缶2杯分)のコード類、よくわからない大量の電子部品&基盤、その他よくわからない燃えそうにないものたち。

後に調べたら約10~12㎥(1㎥=1m×1m×1m)の体積がありました。

これらを、丸ごとゴミ処理の業者さんにお願いしようと当初は思ってました。
量が多すぎて、自分たちで全部を市の燃やせないゴミ処理施設に運ぶには、時間的にも体力的にも無理だと感じていたからです。

見積もりとってもらって、t(トン)単位のトラックで来てもらって、丸ごとトラックに積み込んでもらって、処理する場所に持って行ってもらって、処分してもらおう、と。

諸問題⓵ぷこ母の認識

で、ここで諸問題が。

『業者さんに電話して、見積もりとってもらおうかと思って』と、軽い感じでぷこ母に言いましたら『(・∀・)?』みたいな反応。

ぷこ母が、ゴミ処分にお金かかると思ってなかったことがここで判明。

軽く衝撃的。

ぷこ父存命中、ゴミ屋敷な匂いを嗅ぎつけて、怪しげなゴミ回収の人がたまに来てたらしいです。所謂、鉄くずとかを無料で回収しますよ、的な方たち。
『そういう人に頼めば、タダで全てのゴミを持って行ってくれる』と思ってたらしい。

…。まぁ、鉄くずはね。それにしても鉄の買い取り金額は一時期より下がったって聞くし。

で、現実を見ていただくために、倉庫の中のゴミをご案内。よくわからない、燃やせそうにないゴミがこんなにいっぱいなんですよ、電池もいっぱいあるし、個人で持つには多すぎる農薬とか、中身詰まった大量の塗料とか、タダで持って行ってはくれないんですよ、と説明。
『最初の状態なら業者に頼むと100万円かかると思ってたレベルのゴミ屋敷具合よ!(疲れも相まってちょっと頭に血が上っている)』と、軽く脅かしてみたり。

そしたら納得していただけました。

ゴミの量にも驚いてたけど。倉庫の2階に上がるのも、10年ぶりくらいらしく。

聞くと、『入ろうという気も起こらなくて』と、倉庫の入り口から奥に入ったこともここ数年なかったそう。

確かに、倉庫の入り口までガラクタが溢れていて、床も見えない状態だったし、ガラクタを乗り越えて数歩奥に入るのがやっとの状態ではあった。

まぁ、40年近くモラハラ夫と暮らしてたら”触らぬ神に祟りなし”って感じで、そうやって身を守るしかなかったんだな、とは思う。

諸問題⓶『もはや産廃』と言われる

で、改めて、頼む業者さんをピックアップ。

業者さんに頼む経緯は次回以降詳しく書こうと思いますが、最終的に2社に見積もりをお願いしました。

で、それぞれの担当者の方が、実家に来て、ゴミを見てくれたんですが、
ゴミのプロもドン引き。

『え?(;・∀・)なんか商売されてたんですか?(;・∀・)』って2人ともに聞かれた。

それほど量が多かったというのもありますが、何か事業を営んでいた場合のゴミは家庭ゴミとしては回収・処分しない自治体がほとんどかと思います。

『父は商売はしてない、ずっと無職でした』と、この先何回も言うセリフをここで初めて言いました。

最初の業者さんは明らかにゴミの種類と量にドン引きしてて、『はぁ…多趣味だったんですね(;・∀・)』って言ってました。まぁ、良い言い方をすればね。
その業者さん曰く、電子基板なんかは有害物質が出る可能性があって、あまり大量だとうちでは処分できない、と言われました。
ぷこ父の遺したゴミは、その基盤がほとんど。

結局、清掃公社にお願いしたんですが、最初に来てもらったとき、『これだけの種類と量のゴミは、もはや産業廃棄物として処分するしかない』って言われました。

特殊なコンテナで回収するけど、その時点での燃やせないゴミ(約10~12㎥)を全部処分しようと思ったら25~30万円かかる見積もり。倉庫からゴミを運び出すのもお願いすると、人件費もかかるので40~50万円かかるかも?という感じでした。

見積もり金額よりも、第三者のゴミのプロにドン引きされて『もはや産廃』と言われたことで、『やっぱり、ぷこ父コロス( ゚Д゚)(もう死んでる)と頭が真っ白になりました。

どこまで分別するか?

で、その後、ぷっこと旦那とぷこ母で家族会議。

若干パニック気味なぷっこと、のんきにお友達とお電話してたぷこ母をよそに、旦那が冷静沈着に状況を整理してくれたのがこちら。
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このままこれ以上手間をかけず、業者さんに全部やってもらうか?(お金はかかるけど早い)
燃やせないゴミを再分別して、できるだけ多く自分たちでゴミ処理施設に持って行った方がかかるお金は少額で済むけど、それをやるか?(時間と体力がかかるし、メンタルもやられる)

で、会議(?)の結果、その間をとることに。

★燃やせないゴミを程よく再分別

清掃公社の産業廃棄物用のコンテナ2㎡をとりあえず頼むとして、燃やせないゴミを『産廃をできる限り減らす方向で再分別』することにしました。

清掃公社の担当の営業さんが、とても親切な方で、最初に来て下さった時から『鉄くずはT社に頼んだ方がいいですよ』とか、『エアコンや冷蔵庫もT社が安いですよ』とか『大型家電はゴミ処理施設に持ち込んだ方が安く済みますよ』とか、色々ありがたいアドバイスをたくさんいただきました。

そのアドバイスを受けて燃やせないゴミを以下のように分別しました。

*清掃公社のコンテナは、2㎥でいくら、と体積で値段が決まります。重量あたりいくら、ではないので、できるだけゴミの体積を減らせばその分コンテナも少なくて値段も安くなります。その為、体積の大きいゴミは小さくする方向で分解・分別していきました。

★分解して、プラ部分は燃やせるゴミとしてゴミ処理施設に持って行く
例えば、噴霧器。

これも5、6個出てきたんですが、ぷこ母は使わないとの事でゴミに(壊れてるのもあった)。

連結部やノズル部分には金属が使われてるっぽかったので、最初は燃やせないゴミに分別してました。

これを再分別の際、ノズルは切って燃やせないゴミ(処理施設に持って行った)、肩ひもの連結の輪っかも外して燃やせないゴミ(同じく処理施設)、プラスチック製のタンクとゴムチューブは燃やせるゴミとして処理施設に持ち込みました。

★鉄、金属ゴミは鉄くず回収業者のT社へ
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事務机、灯油タンク、金属製の収納、鉄パイプ、金属製の足場、金属製のポンプ、ラジエーター(何のラジエーターか知らないけど、倉庫に転がってた)、細かい切れ端からネジ・釘に至るまで、ありとあらゆるとにかく金属製のもの。

★大型、小型家電、”怪しくない(不審がられない)燃やせないゴミ”はゴミ処理施設に持って行く
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ファンヒーターや掃除機、扇風機、懐中電灯など普通の家電は、市のゴミ処理施設へ持って行きました。

あとは”怪しくないゴミ”。

自分たちの終活の時、処理施設で『分別がなってない』と職員のおっちゃん達に色々注意されて以来、ぷっこと旦那は処理施設に持って行くのが軽くトラウマでして。
それ以来ゴミの分別はできるだけきっちりするようにしているんですが、今回は特に基盤のみのゴミや、分解された家電(ぷこ父はナゼか分解するの大好きだった)など、不審がられそうなゴミは持って行かないように注意しました。(それでも色々言われたけど)

*あくまでぷっこ個人の意見ですが、市などのゴミ処理施設にゴミを搬入して、”最終的に引き取ってもらえるかどうか”は、”その日、その時対応してくれる職員のおっちゃんが引き取ってくれるかどうか”にかかっていると思っています。
なので、”怪しくない(不審がられない)かどうか”を再分別の基準と今回しました。

★処理施設で不審がられそうなもの、基盤、コード類は産廃のコンテナに
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コードは市の処理施設に持って行けるんですが『1m以下の長さに切る』という条件が。
大量のコード類をチマチマ切ってられなくて(なんせドラム缶2杯分)、そのまま産廃として出しました。

ぷこ父の遺した産廃たち。
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分解された家電、基盤、電子部品など、処理施設に持ち込めなさそうな、とにかく怪しい不審がられそうな燃やせないゴミは、清掃公社の産廃コンテナで処分してもらいました。

旦那の必死のがんばりもあり、はじめは10~12㎥あった燃やせないゴミを、産廃は2㎥のコンテナに収まるまでに集約できました。

以上はあくまで、ぷっこの地元でそれぞれの業者さんに頼んだ結果の分別のしかたです。
分別は市区町村や頼む業者さんによっても異なるので、ご注意ください。

⓶-3その他のゴミ

かん・びん・蛍光灯・白熱電球

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ものの分類と一緒に、この辺は別に分けて集めていきました。
切れた蛍光灯・白熱電球もアホみたいにいっぱいでてきた。

電池・バッテリー

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前にも書きましたが、総重量50㎏以上。

パソコン

パソコンは、法律に基づいて、メーカー等がリサイクルを行っているので、ゴミとしては基本的に出せません。

そのパソコンが、デスクトップが14台、ノートパソコンが14台、あったそうな(旦那談)。
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1人で30台近いパソコンの保有って、おかしくない?と思うのはぷっこだけ?
しかも40年ヒモしてたおっさんが、ですよ。

ちなみにハードディスクに至っては、50個は優に超える数が出て来たそうです(旦那談)。
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ぷっこはよくわかんないけど、電源ユニットとやらが10~20個出てきたりもしたそう。

状態のいいものは、旦那がインターネットで売ってくれました(T_T)タスカル。

家電4品目(家電リサイクル法対象の家電)

エアコン・テレビ・冷蔵庫&冷凍庫・洗濯機&衣類乾燥機の4種類の家電は、家電リサイクル法によってリサイクルが義務付けられているので、行政では処分してくれません。




ゴミの分別は、こんな感じでしょうか。

重ねて言いますが、ゴミの分別は市区町村によっても、頼む業者さんによっても異なりますので、事前によく確認してから動くのがいいですよ。

では、それぞれのゴミの処分については次回以降に続きます。

オマケ

父ちゃんがゲームしてたら寄ってきた長男。
『ドラゴン退治に行くにゃ!』みたいな。
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父ちゃんはにゃんもに遮られて、地図が見えなくなって困ってました。

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