【ぷこ母&統合失調症を患って入院中のぷこ兄の移住計画⑤】きょうだい児であるぷっこの近隣の病院に転院

ぷっこと旦那

*同じような境遇の方の何かの参考になれば、と検索にひっかかりやすいかなとタイトルに“きょうだい児”を入れました。

では、具体的に転院のことを書いてみます。

【ぷこ母&統合失調症を患って入院中のぷこ兄の移住計画⑤】きょうだい児であるぷっこの近隣の病院に転院
猫と共にお送りします

ぷこ兄の転院

施設Tの施設長さんのお話

まず、なぜN病院からH病院への転院だったのか、を書いておきます。

以前、ぷこ母&兄がぷっこ家に来て、移住の為にぷこ兄が入る病院や施設などを検索して、実際に見て回ったことがありました。

その時訪れたのが施設Tです。事前連絡もしないまま(すみません( ;∀;))、『ちょっと中を見たいんですけど…』と飛び込みで言ってみたら、嫌な顔をされることなく、何と施設長さん自ら案内して下さり、相談室でぷっこ達の話を聞いて下さる、というありがたい運びになりまして。(お忙しい所、その節は本当にありがとうございます(´-ω-)人)

ぷっこやぷこ母、そして何よりぷこ兄を真っ直ぐ見て話を聞き応えてくれる、おおらかで懐の深い方でした。

その方が、ぷこ兄の今までの経緯を聞いて、『閉鎖病棟に10年入院しているのに、いきなり施設入所というのは唐突過ぎて、本人の負担が大きいでしょう。まずはH病院の閉鎖病棟、慣れて大丈夫なら開放病棟、更に大丈夫そうならこういった施設、という流れが良いでしょうね。』と。

そしてぷこ兄も、施設を見て話を聞いて、『H病院の閉鎖病棟に転院したい』と意志が固まったようです。(ちなみにH病院は病床400床を越える大きい病院で、施設TはH病院の系列になります)

転院前のあれこれ

では、実際に転院までのことを。

ファンヒーターの上に乗る縞三毛猫なめこ
ファンヒーター前の風景

H病院に転院したい、という話は、結構前からぷこ兄やぷこ母が、何となくN病院に伝えていたようです。

具体的に動いたのは、10/11。ぷっこが、H病院の入院の相談窓口に電話しました。

それまで、ぷこ母は『紹介状さえもらってたら、事前に電話とか予約とかしてなくても大丈夫よ!(いきなり行って受診で即入院になると思ってた様子)』と言ってましたが、そんな危険な賭けはしたくないな(°▽°)と、思って自分で電話することにしたよ。結果的に、それで良かったんだと思ってます。

電話に出た女性の相談員の方に、ぷこ兄の大まかな経緯とH病院に転院したい旨を伝えると、色々質問され、ぷっこやぷこ兄の名前や連絡先も聞かれたので答えて。

『基本的に病院間のやりとりになるので、まずN病院からサマリー(患者情報)などファックスしてもらって、それを見てこちらで検討して、ベッドの空き状況やコロナの感染状況をみながら受け入れ可能となったら、N病院を退院してH病院に入院、という流れになります。』との事。

また、『ご家族が、N病院からH病院まで本人に付き添って、移動するのは可能ですか?』とも聞かれました。近場で自力で移動できない方は介護タクシーなどの手段を使わないといけない場合もあるからでしょうか。

その後10/15に、ぷこ兄の移住の意思を再度確認して。H病院に電話したことと、転院を正式に希望する旨をN病院のケースワーカーに伝えたのは10/20頃。10/26に、ぷこ母がケースワーカーと面談しました。

その時点で、『引越の日程がある程度決まらないと、こちらとしてもH病院に連絡ができない』と言われたそうで(ぷこ母は11月中には引越したい、とは伝えたそうですが)。

ぷっこが私用で10/25に地元を離れて、また11/10に帰ってくるまでの間、話はそこで止まったままになってました。

11/11・12に、引越業者の訪問見積をしてもらい、仮で11/26を引越日と決め、11/15にN病院のケースワーカーにその旨を報告。

すると、既にH病院とやりとりをしていたようで、そのことにぷこ母はえらく腹を立ててましたが、まぁ置いといて。

『H病院から、ぷこ兄を受け入れると連絡があった』と、そのケースワーカーから連絡をもらったのは11/17のことでした(今回の1件で一番安堵した瞬間)。

ファンヒーター前のスリッパの上に座る黄色猫きなこ
ファンヒーター前の風景・その2

そして、11/22に『ぷこ兄の新しい主治医となる医師の診察時間の関係で、11/27の10:30から入院手続きをするので、H病院に来てください』と、はっきりと受け入れの日程が決まったことの連絡をもらいました。

H病院での入院手続き

その後は予定通り、11/25の13時にN病院を退院し、地元で1泊、当地で1泊して11/27の10:30にH病院に到着。

ファンヒーター前の風景
ファンヒーター前の風景・その3

少し待合室で待った後、相談室にぷこ兄&母&ぷっこで呼ばれ、窓口係の相談員さんと面談。サマリーに沿って、今までの経緯などを確認するような感じでした。

その相談員さんは物腰の柔らかい女性の方で、ぷこ兄の話を頷きながらゆっくり聞いていて、感じが良かったです。

その後、主治医の診察。主治医は4、50代の男性医師で、気さくな方。『僕に南九州の方言、教えてな。』とぷこ兄の肩に手を置いて笑顔で言うような感じ。ぷこ兄も安心したみたいです。

その場で入院の同意書などに記入して、新型コロナのPCR検査を受け、15分待機。

ぷこ兄は病院内でも落ち着いていて、待機時間中は個室で3人で談笑しつつ、お決まりのハイタッチもできました。

検査結果が陰性、と出て、ぷこ兄の病棟(閉鎖病棟)での担当の相談員さん(優しそうな雰囲気の男性)が来て、その方も感じ良くぷこ兄に話しかけてくれてました。

そして後から来た病棟の看護士と一緒に、ぷこ兄を入院する病棟まで連れて行きました。

残されたぷこ母とぷっこは、窓口の方から入院の説明を受け、更に病棟の看護士が3人も来て、詳しい話(お風呂は週に2回とか、おやつは週に3回とか、コロナ禍で食べ物の差し入れは受け入れできなくなってるとか)を聞いて、ぷこ兄の荷物検査が始まりました。

ファンヒーター前の風景
ファンヒーター前の風景・その4

それまで人柄の良さそうな方ばっかりだったのに、正直その病棟の看護士たちは皆癖の強そうな雰囲気で。ぷこ兄の私物を、本人がいない所で物色して、『これはダメ、それもダメ、着替えもこんなにいらない』とポイポイ(゚Д゚)ノ⌒・

ちょっとね、嫌な気分になるよね。

N病院では大丈夫だった、ボールペンとか、金属のバネで綴じられたメモ帳とか、ぷこ兄が常に首に巻いてないと落ち着かないスカーフも、『持ち込めないからダメ』と、持って帰ることに。

閉鎖病棟だから、仕方ないとは思うけど。

こんなに物を取り上げられて、ぷこ兄は失意のどん底に落ちるんじゃないか、と血の気が引く思いがしました。

まぁ、そもそも持ち込もうとした物が、最初から多すぎたんだろうな(大きい段ボール1箱と衣装ケース1つ)とは、思ったりもするけど。

ぷっこの杞憂に過ぎなかったのか、本人(ぷこ兄)は特に気にしていないようで、スカーフが巻けないなら、とちょっとおしゃれな柄のタオル(タオルなら可、ということでぷっこがネットで見つけて買った、今治タオル⬇️)を今は巻いているようです。

あとの物については、特に不便は今のところ無い様子。

閑話休題。

必要最低限の荷物のみ、病院に残して、入院手続きは以上、との事で他の重たい荷物と共に(看護士さんが車まで運んでくれたけど)、ぷっことぷこ母は病院を後にしました。

時間は14:30。4時間ずっと緊張の連続で、お昼ご飯も食べてなかったのでヘトヘト(´・ω・`)。

ぷこ母と一緒に遅いお昼ご飯を食べて(うどん屋さん)、旦那のリクエストのダブルチーズバーガーセットを買って(本当はてりやきが良かったらしい)、家にたどり着いたのはもう夕方でした。

反省点

一番の反省点は、『H病院からの入院受け入れ日の正式な連絡が、引越日ギリギリになって、結構焦ったしドタバタだった』ことかなと。

引越の準備や手続きとかって、引越日から逆算して進めていくし、それに合わせて荷物も段ボール箱に詰めていくし。特に今回はホテルの予約とかもしないといけなくて。

なのに、H病院から正式な受け入れ日の連絡が来たのは11/22(引越予定日は11/25)

ホテルの予約は、早ければ早い方が宿泊料金も安くなるのに、でも見切り発車で予約して、『やっぱり受け入れの日を1週間ずらします』とかってなって、引越日も1週間ずらすことになって、キャンセルしたらキャンセル料金発生するし(;・∀・)。引越業者にしてもそうだし(;・∀・)

11/17の『ぷこ兄を受け入れます』とH病院から連絡があった際は、『11/27の午前中に受け入れになると思います』と、ニュアンス的には8割方決まった、みたいな感じで。

そこから11/22まで、連絡待つけど来ないし、とはいえ引越予定日近づいてくるし、で、とりあえず市役所での転出届け等の手続き・ホテル予約・引越業者と車輸送会社に引越日の変更(11/26を11/25に変更)の連絡などを11/17~19でやったけど、正直(これで入院日延びたらどうしよう( ;∀;))とドキドキはしてました。

ファンヒーター前の風景
ファンヒーター前の風景・なう

考察としては。

まず、家族としては『H病院への転院ありきの引越(移住)』で、転院が一番の優先事項として動いていたんですが。

N病院(特にケースワーカー)は『引越ありきの転院』と思っていたのか、そのへんの認識のズレがあったように思います。(確かに普通の眼科や内科だったら引越するから紹介状くれ、みたいな流れではある)

最初から、そのことがケースワーカーにうまく伝わっていたら、良かったのかなと。

そのお互いの認識のズレで、ぷこ母はモヤモヤしてたけど、客観的に見たらお互い様という気もしないでもない。

ぷっこの私用(歯医者の予約など)で、2週間地元を離れている間、動きが完全にストップしていたのは、まぁしょうがないとしても。

そのズレが無ければ、もっとスムーズに転院の話が進んでいたんじゃないかと思います。

転院の話がゆっくりゆっくり進むのに、引越日を早めに設定し過ぎたのもあるけど。

ぷっこは『12月の10日くらいに引越かな~』とか思ってたけど、『寒くなる前に、11月中に引越しよう』というぷこ母の意見で、更に土日や月末だと引越料金も高くなるから、11/26にしたけれど(H病院の受け入れ時間の関係で結果的に11/25になったし)。

まぁ、転院も引越も人の移動も、何とかなったけど、欲を言えば、もうちょっとゆとりを持って動きたかったかな。入院受け入れ日時の確定の連絡が、もう1週間、せめて数日早かったら、心のゆとりももっと持てたし、ホテル代ももうちょっと安く済んだのかも。

同じように移住を考えている方へのアドバイスとしては、まず大まかに引越日を決めて(来月末、とか)病院に伝えて、転院の手続きを進めてもらって。その間に引越業者の訪問見積りとかして、入院の受け入れ日時が確定してから、引越日を正式に決めて、それに合わせて余裕を持って引越準備を進めていく、のが良いのかなと。

引越前日、バタバタで、記憶無いもん( ;∀;)。徹夜で荷物を詰める、なんてことにはならなかったけど、余裕なくてぷこ母にちょっときつい言い方しちゃったりもしたし。

人手と時間と電動ドライバーが、欲しかったっす( ;∀;)。

ファンヒーター前の風景
『お兄もお姉もどけ!』傍若無猫なめこ

そんなこんなで、とりあえずぷこ兄の転院は目立った滞りはなく済みました(;・∀・)タブン。

転院や引っ越しに伴う、市役所などの手続きについては、引っ越しの記事で書こうと思います。

ここまで、まとまらない長ったらしい文章にお付き合いいただき、ありがとうございました( ;∀;)。

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