野村総一郎さんの著書【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】をオススメします(* ̄▽ ̄)ノ

ぷっこと旦那

普段あんまり本を読まないぷっこが、久しぶりにちゃんと呼んだ本をオススメしてみます。

元々、ぷこ兄が雑誌の記事で野村総一郎さんのことを知り、著書を読んでみたいから注文して欲しいと頼んできたのがきっかけ。

著書を色々探してみて、読みやすそうなこの本をジャケ買いしてみまして。

野村総一郎さんの著書【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】をオススメします
イラストも多くて読みやすいです

ぷこ兄に渡す前に、パラパラ軽く読んでみたら、物凄く良いことが読みやすく書いてありまして、自分でも同じ本を買ってみた訳です。

おこがましいですが、ぷっこが思っていたことそのもの、それ以上のことがとても分かりやすく書いてあります。

アラフォー兄妹

ぷっこやぷこ兄の世代、『こうあるべき』を押し付けられる教育を受けて育ってきました。

例えば、通ってた小学校で男子の制服は半ズボンだったんですが、真冬でもずっと半ズボン。上着はもちろん長袖なのに、何でだろうね?

『子供は風の子だから、真冬も半ズボン』みたいな勝手な決めつけだったのかしら。

『男の子は男らしく、女の子は女らしく』『親や教師の言うことは絶対正しい』『学校に休まず通って、卒業したら社会で正社員で働いて、結婚して、子供を産んで、年老いた親の面倒を見るべき、それが当たり前』みたいな、勝手な前提。

それから外れたり、外れそうになっても、受け入れてくれる所はほとんどなくて。

そんな感じで育ったので、自分の中に大人が植え付けた定規、枠みたいなのがあって、それに添ってないといけない、自分はダメな人間なんだ、と思い込んでしまう。

こんな、ある意味洗脳、呪縛にかかってる同世代、結構多い気がします。

この本は、そんな枠に囚われず、人や植え付けられた定規と比べることなく、肩の力を抜いて楽に生きたら良いと、老子の言葉を用いて説いてくれてます。

野村総一郎さんの著書【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】をオススメします

近年の精神療法は、西欧由来の認知行動療法などが重要視されていますが、この本で紹介されているのは東洋的な老子の思想。

『ダイヤモンドでも石ころでも、それぞれどっちとも良い。それが自然の姿なら受け入れて、ただ生きていくだけ。』というような、優劣つけてジャッジするんではなく、ありのままでいいんだよ、というような思想らしいです。

野村総一郎さんの著書【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】をオススメします
猫は自然体の師匠だと思う

ぷこ兄も読んで良かった、と言っているし、旦那も気に入って、トイレに置いて繰り返し読んでるみたい( ・∀・)。

トイレでの読書はトイレ本と言うらしい

著作権侵害にならない程度にご紹介。

野村総一郎さんの著書【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】をオススメします
※Amazonで紹介されてる無料部分

生きる意味がわからなくなった時の【鯉のぼりの思考】

『生きがい』『生きる意味』『こんな風に生きていかなければならない』等は、そもそも存在しないこと。風の吹くまま空を泳ぐ鯉のぼりのように、自然の大きな流れに身を任せて生きることで十分だということ。

話はちょっと変わりますが。前にテレビで、お悩み相談に答えていたどこかのご住職の方が『人生、上の空でいいんですよ、僕なんかいつも上の空ですよ』って言ってまして。

おっさん座りの黄色猫きなこ

すごい同感。人生の些細な山谷、いちいち真摯に受け止めてたらしんどいじゃない(°▽°)。

生きる意味とか、そんなことに囚われないで、自然に身を任せて、『なるようになるさ』と上の空で受け流す、くらいで良いのでは(°▽°)。

自分に価値がないと思った時の【茶碗の思考】

自分には生きている価値がない、と落ち込むことがあるかも。でも老子によると、『有用で利益が出るようなものは、役に立たないところがあってこそ成り立つ。“無”すなわち“何もない”ということで実は役に立っていることがある。』。

茶碗の内側の何もない空間に、お茶やご飯を入れることで役立つ、何もないからこそ重要ということらしいです。

スーパーマン的な寝相の縞三毛猫なめこ
旦那曰く『脳ミソの大きさサイコロステーキくらい』らしい(ヒドイ)

同世代、ぷっこ、旦那も含めて、自尊心が低いと感じる人、多いです。

旦那なんかよく『俺はダメな人間なんだ』と言ってます。比喩ですが、高い山に登ると、もっと高い山に登ってるすごい人がいっぱいいるんだ、と悲しくなるそうな。

山に登った自分をまず、褒めたらええやない( ゚ε゚;)と言うんですが。

大あくびするサビ猫しめじ
『すぐそうやって、自分を卑下するんだから!』

これも、人と比べてジャッジしてしまう、ある意味呪縛でしょうか。

ぷっこの自尊心は、ぶっちゃけ親じゃなくて、旦那と、今まで関わってきてくれた赤の他人の方々が大きく育ててくれました。

でも、最終的に、ちゃんと育てて維持していくのは自分自身の力が不可欠なんじゃないかと。

『ただ、生きているだけでいいんだ』と自分を赦して、認めて、抱きしめてあげる。じゃないと、他人や家族が自分を想う言葉や行動も素直に受け入れられないし、いつまでも悲しく寂しいし辛いんじゃないかと。

人が注いでくれる愛を、吸収して自尊心の成長に活かす、土台のような植木鉢のような、それを準備できるのは自分しかいないんです(良いことを言いたいけど残念な語彙力)。

母ちゃんのお腹に乗る灰色猫ししゃも
愛してるんだよ、にゃんも( ´∀`)

今は、昔と比べると色んな価値観が認められてきて、性や、学びの場、職業(生活の糧を得る手段)も多様化してます。

でも、やっぱり上下や枠に囚われて、しんどい思いをしてる人は多いでしょうから。

少しでも楽に生きる為の何かのヒントになるんじゃないかと。例えば図書館で借りたとしても、2週間で手軽に読める、そんな読みやすさです。

そんな【人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉】のオススメでした( *・ω・)ノ。

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