ゴミ屋敷な実家の片付け、その3です。
分別したゴミは『自分たちで市の処理施設に持って行って処分』、『業者さんに頼んで処分』の大きく分けて2つの方法で処分していきました。
⓷-1自分たちで市の処理施設に持って行って処分
おそらくどこの市区町村にもあるんじゃないかと思いますが、行政のゴミ処理施設は大きく分けて『燃やせるゴミの処理施設』、『燃やせないゴミの処理施設』に分かれるんじゃないかと思います。
あとは、資源ゴミを回収する施設がどっちかにくっついてたり、別にあったり、埋め立てごみの施設があったりするのかなと。
一度に大量のゴミが出る場合は、そういった行政の施設に直接持ち込んで、処分してもらっています。
燃やせるゴミ
今まで4つの市・町のゴミ処理施設に持ち込んだことがあります。それぞれ、処理手数料の違いはありますが、流れはほぼ同じ感じでした。
★ゴミ搬入の流れ
入り口で人とゴミ乗った状態で車の計量
(免許証などの提示が必要、受付書類に住所・氏名など書く場合も)
(受付で車の外からゴミの種類を軽く確認された)
↓
ゴミを指定の場所で降ろす
(大概案内板や標識があり、誘導の職員さんもいる)
(職員のおっちゃん2~3人が対応して、ゴミの分別ができてるかチェックされる)
↓
出口で再び計量
↓
処理手数料を支払う
★ゴミの総重量と手数料
軽バンいっぱいにゴミを詰めて、6/10(2往復)、6/19、6/25、7/5と計5回持っていきました。
手数料領収書。ちょっと汚れちゃった。
処理施設に持ち込んだ、燃やせるゴミの総重量は550~600㎏でした。
ほとんどプラスチック製品でこの重量っておかしくない?と思う。
ぷっこと旦那が終活した時は、燃やせるものは庭で燃やすという同じ条件の下、処理施設に持って行った2人分のプラゴミ(プラ製の食器やコップやしゃもじなどの生活必需品も含めて)の総重量は260㎏だったのに。
ちなみに、処理手数料の合計は3,250円でした。
(ぷっこの地元の市は、燃やせるゴミの処理手数料”50㎏まで毎に250円”。大分安い方じゃないかと思います。今住んでいる市はこの約2倍の手数料だし、前に住んでいた市は3倍の手数料でした。)
★思ひで(ポイント!とか注意点!とか言うほどのことでもないので)
・毎回受付で『家庭のゴミですよね?』『何か事業をしてましたか?』と聞かれました。まぁ、量が量だけに。『父はずっとプータローでした』と都度応える娘(ぷっこ)。
・ゴミは、45ℓの透明なビニール袋に入れてまとめていたんですが、1つ1つビニールを破って中を確認されました。(分別がちゃんとできてるかの確認)
・ちゃんと分別したつもりだったけど、毎回少しずつ燃やせないゴミが混じってしまっていて、それは返されました。
・職員のおっちゃん達は、最初は不審がってたけど(ゴミの量が多すぎるから)、回を重ねるごとに段々顔見知りみたいになっていきました。『アホな父がものを溜め込んだまま亡くなった』みたいな話をしていたら、最後は何も言われずに『あ、来たね~』みたいな雰囲気でした。
燃やせないゴミ
★ゴミ搬入の流れ
燃やせるゴミと同じです。
受付で毎回、車の中をじっっくり確認されました(量が多いから)。
★ゴミの総重量と手数料
総重量は残念ながら不明です。
地元の市は300㎏以下は手数料無料で、計4回持って行ったゴミは毎回無料で引き取ってもらえたからです。
出口の無人の計量機に表示はされてたと思うんですが、運転席から見るには表示版が小さすぎてよくわからなかったです。
全体のほんの一部分。
佇むぷこ母。
全部で、120㎝×140㎝×170㎝の軽バンの貨物部分にいっぱいに詰め込んだゴミ×3つ分くらいの体積(約8.5㎥)でした。
★思ひで
・最初に持って行った時、職員のボス的なおっさんに、めっちゃ文句?嫌味?言われましてね。
『個人の量にしては多すぎ』と。『父は商売とか事業とかしてなかったです』と弁明するも、よくわからない何かのスイッチ(20個近く出てきたのを半分持ち込み、半分産廃で出した)を見て『ホテルかなんか経営してたでしょ』と、言われました。
ゴミ処理の機械音が響く中(お互いの声が聞き取りにくい)、『父はずっと無職でした!(ちょっと逆ギレ)』と大声で反論。なんとか納得して全部引き取ってもらえたけど、あの時も『親父コロス( ゚Д゚)』と思いましたね(何度も言いますがもう死んでる)。
・こちらも回を重ねるごとに対応がマイルドにはなりました。でも、もうあんまり行きたくない。
緑色の円柱形のものは業務用掃除機(使ってることは見たことない)、あとアホみたいに大量の蛍光灯(多分使用済み)。
かん・びん・蛍光灯・白熱電球
こちらのゴミも、燃やせないゴミの処理施設に持ち込みで処分しました。
白熱電球と、あと大量のライター(使用済み)も。
施設内に指定のボックスがあって、それぞれに入れて完了です。(処分手数料は燃やせないゴミと一緒に持って行ったので無料)
電池
地元の場合、充電池は持ち込み不可だったので、普通の電池のみ、燃やせないゴミの処理施設に持って行きました。
ちなみに、充電池・バッテリーは産廃と一緒に清掃公社に処分してもらいました。
・
・
・
自分たちで持ち込んで処分したゴミは以上です。
ここでちょっと、旦那のことを書いておこうかと。
旦那の頑張り(狂気の★再分別)
その2で書いた、燃やせないゴミを再分別しようとしていたその時、例の事件が起こりました。
それから丸3日間、ぷっこ不在の間、旦那は独りで倉庫に籠り、プラのケースに入れた”燃やせないゴミ”を、ちまちま分解しては”燃やせるゴミ”と”鉄くず”と”産廃”にちまちま分別して、少しでも産廃(処理費用が高い)が減るようにがんばってくれました。
プラケースに入れた雑多な燃やせないゴミを、
ビスがあればインパクトドライバーで外し、
外れなければハンマーで破壊し、
分解して、
プラスチック部品→燃やせるゴミ
釘・ビス・金属の部品→鉄くず
基盤・電子部品→産廃
と、いうように。
最終的に、ケースの底に残った小さい部品を、机に広げて、
さらにちまちま分けていたそう。
ぷっこも同じようにやろうとしたら、10分でイヤになった。
『こんなこと続けてたら、アナタ発狂しちゃうわよ( ゚Д゚)!!』
と、速攻やめさせましたが。
そこからは、程よく再分別。
家の南側に溜めてた燃やせないゴミも、
燃やせるゴミ、
鉄くず、
怪しくない(不審がられない)燃やせないゴミ、
産廃のコンテナに入れるゴミ、
に程よく(時間をかけずにメンタルもやられない程度に)再分別。
10~12㎥の雑多な燃やせないゴミを再分別するのに、2人で約1週間かかりました。
処分費用を抑えるのも重要ですが、ゴミを遺されるとただでさえメンタルにダメージを受けます。あまり深入りしないことも大事です。
*ちなみに、何でもかんでも分解したらいいって訳でもなく、種類によっては違法になる家電もあります(って、ゴミ処理施設のおっちゃんが言ってました)。
オマケ
暑さのあまり、家のあちこちで猫が液体化。
暑い時息が荒くなっている時は、にゃんもの股に保冷剤を仕込むようにしています。(体温が上昇しすぎないように)
最近さほど嫌がらなくなった。
コメント