200記事目。お兄ちゃんと統合失調症のこと

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なんだかんだで200記事目を迎えることができました。こんなブログでも見て下さる方のおかげです。

今日、2月22日は兄の誕生日です。200記事目の節目ということもあり、今日は兄の話をしようと思います。
お兄ちゃんと統合失調症のこと
4歳年上の兄は、もう20年近く統合失調症を患っています。この病ご存知ない方もいるかもです。
以前は精神分裂病なんて呼ばれていました。実は100人に一人という、割と高い確率で発症する脳の病気です。

専門的なことは置いておいて、私が思うこの病気の特徴は幻覚や幻視、妄想です。

兄も幻視があるようです。(見えないものが見えるとか)
以前大学に在学中、一人暮らしをしていた際は、アパートの隣の人が自分の悪口を言っている、などの妄想も見られました。

大学を何とか卒業できたものの、実家で10年近く苦しみ、8年前には焼身自殺を図り大火傷を負いました。
一時は医者に覚悟してくれと言われ、私も旦那と実家に駆け付けたものです。九死に一生を得て、その後集中治療室に1ヶ月はいたでしょうか。

何度も何度も大きな手術に耐えてきた兄。

ただでさえ、統合失調症で辛いのに、度重なる大手術と苦痛によく耐えてここまできたと思います。

どういうきっかけだったのか、そのころから兄は自分の思いを詩にしたためることをし始めました。

今やその詩が兄の生きがいです。

県の文学賞に入選し、新聞にも何回も掲載されています。

詩のグループにも所属し、会合にも無理のない範囲で参加しています。

先日、初めての詩集を数名の仲間と発行しました。
お兄ちゃんと統合失調症のこと
ぷっことお兄ちゃん

詩を書くようになって、兄は大きく変わりました。
長く悩んでた父のことや自分のことを客観的に考えることで、少し肩の荷が下りたように思われます。
優しいのは昔から変わってないけれど。

私が小学校だった頃、中学校帰りの兄にこっそり家まで自転車に乗せてもらったっけ。
けんかも数えるほどしかしたことなく、ぷっこが泣くとすぐ折れてくれました←あざとい妹
風邪ひいたと言ったら、りんごを沢山送ってくれたことも。

やっぱり病気も波があって、不安定なときもあるけれど、調子の良い時は電話で話していても何か楽しそう(*´ω`*)

数年前に母と我が家に遊びに来れました。
以前からすると、とても考えられないことです。
お兄ちゃんと統合失調症のこと
にゃんもを抱っこするお兄ちゃん

ここまで回復(と言っていいのかわからないけど)するなんて、8年前は想像もできなかった。

医者に覚悟して、と言われて、いままで苦しんできた兄を知っている私は
『例え命を取り留めても、また辛い思いをするならいっそ…』
と一瞬思ったけれど。

『でも、これから先、例え1回でもいいから、お兄ちゃんが心から笑える日がくるとしたら、きっとそこに生きていく意味はあるのだ。やっぱり生きていてほしい』
と思い直しました。

今思えば、やっぱりあの時兄は死なずにすんで本当に良かった。

これから先、両親が年老いていく中で、兄と両親にはいずれ私たちの近くに住んでもらおう、と旦那と話しています。

兄も含めて受け入れてくれる旦那で良かった。日々感謝です。

いずれ、兄の詩もこのブログで紹介できたら嬉しいです。
その内兄に話してみよう。
妹の私が言うのもなんですが、いい詩なんですよ!(・∀・)
心がほっこり温まるような感じ?(・∀・)

ここまで乱文読んでくださってありがとうございます。
また機会があればお兄ちゃんの話も書けたらなと。
あんまり田舎暮らしと関係ないブログになりつつあるなと自覚はしています(;’∀’)
とはいえ、100人に1人の患者さん、うちのケースをブログに書くことで何かの役に立つかもですし。

何はともあれ、お兄ちゃんお誕生日おめでとう!
、プレゼント気に入ってくれるかな?
お兄ちゃんと統合失調症のこと

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