初めにお断りさせていただきます。
今回、若干グロ注意、閲覧注意の画像がありますので、苦手な方はご注意ください。
ちなみに、旦那に見せたら、『サイレントヒル(ゲーム)やりすぎて、血痕とかには耐性ついちゃってるから大丈夫だった(・∀・)』て言われました。
バイオやサイレントヒルなどのゲームを普段からされてる方は大丈夫(?)な程度の閲覧注意です。
ことの起こり
前回書きましたが、お盆の間ぷっこだけ南九州の実家に帰省中でした。
台風で高速バスや在来線や新幹線が次々に運休していく中、ギリギリセーフで出発したその日のうちに実家へ。
台風をやり過ごして、ふとお庭を見ると、
草が結構伸びてるな~(;´・ω・)。
スーパーな叔父ちゃんに切り開いてもらったお庭、どうしても草は生えてくる。
7月初めに実家を出る前、除草剤を結構撒いたつもりだったのに。
ぷこ母もちょこちょこ除草剤を蒔いているようですが、それも限界があります。
ぷっこが実家にいる間に、いっちょ刈ったろか(・`ω・´)と思ったわけです。
これでも元農家の嫁。エンジン式の草刈り機で、家の裏の田んぼの草を、ちょこちょこ刈ってた経験もある。
ビニールハウスの際に生えた草を、1日中鎌で刈ったこともある。
ぷっこが、刈っちゃるけえ!みたいなね。
で、最初は倉庫に残していた、電動の草刈り機で刈ってたんです。
農業を離れてしばらく経ってても体が覚えてるもので、数分で昔の勘が戻って、サクサクと草を刈ってました。
でも、庭の真ん中の、草丈が30㎝ほど伸びてるとこまで来ると、草が刃に絡みついてきて上手く刈れない。
『こうなったら、鎌や!』
と、倉庫に戻って普通の鎌と鋸状の鎌を取ってきました。
普通の鎌で刈りつつ、太い草は鋸の鎌を使おう、みたいな。
左手で草を掴んで、右手に持った鎌で刈っていく、ぷっこのいつものスタイル。
サクサク刈れるわ~。
我ながら早いし。
サクサク~。
…ご想像の通り。
やっちゃいました( ;∀;)。
サクッとね( ;∀;)。
左手の親指の腹を、右手に持った鎌で、切っちゃった( ;∀;)。
*止血方法があかんかった件
『切った!』と思わず立ち上がった次の瞬間、ボタボタボタッと地面に垂れる大量の血。
はめていた軍手を脱いで傷口を見ると、1.5㎝くらいの幅でちょっと深めに切れてしまったっぽい。それも一瞬で、あふれ出した血であっという間に指が血まみれに。
(ちょっとヤバいかな?)と、咄嗟に首に巻いてたタオルで止血しようとしました。
親指の根元を締めるようにタオルを巻き付け、そのまま手首までぐるぐる巻いて、更に心臓より高く腕をあげました。
出血の勢いは止まった気がするものの、血は止まらない。
(これって病院行った方がいい傷なのかな~?)
と、迷いつつ、(ちょっと冷静にならなくちゃ)と深呼吸。
ぷこ母は洗濯物干したりしてその辺にいるし、いざとなったら病院に連れてってもらえる。
で、止血しつつ、傍にあった電動の草刈り機と鎌2本を右腕に抱えて、倉庫まで仕舞いに歩きました。
いや、大人しく止血に専念しようよ( ゚Д゚)。
て、後で思ったし、旦那にも同じこと言われた(;・∀・)。
後に看護士さんに、『スゴイ出血だったから、もっとスゴイ傷なのかと思ったよ』って言われました。
傷の割に出血が多かった、つまり止血がちゃんとできてなかったんですね。
出血している所より心臓に近い、太い血管の通っている箇所を締める・押さえる。
その部分を心臓より高く上げる。
のは間違ってなかったっぽいんですが。
締め方が緩かったのかなと。
右図のように、隙間に棒など差し込んで、ぐるぐるねじってキツく締めた方が良かったんでしょうね~。
正直な所、そんなに大した傷と思ってなかったし、すぐに血も止まると思ってました。
あとは、出血してんのにウロウロ歩くな、ってことでしょう(;・∀・)。
やっぱりちょっぴり、パニックになってたみたいです(;’∀’)。
整形外科へ
それで結局、5~10分しても血が止まる気配がないので、家の裏で竹を切っていたぷこ母の元へ。
ぷっこ『母さん、手を切っちゃった。』
振り向いてぷっこの血まみれの左手を見たぷこ母『!!』『救急車!』
ぷっこ『いや、そんな大した傷じゃないから(;’∀’)。』
ぷこ母『…繋がってるのかねぇ?(;´・ω・)』
ぷっこ『いや!(指は)繋がってるから大丈夫(;’∀’)!』
こういう場合、どこの病院にかかっていいかわからないぷっこは、『M病院かな?』と24時間救急医療もしている近くの病院を言ってみたんですが、ぷこ母が『そこは内科だからね…。母さんがいつも言ってる整形外科に行こう。』と言いました。
整形外科…?
”外科”という名がついてるものの、整形外科って膝や腰が痛い時に行って、注射したり湿布もらうだけの病院じゃないの?って思ってました。
実際、腰痛持ちのぷこ母も、その行きつけの整形外科には電気をかけに行っているだけ。ガラスの腰を持つ旦那も、近所の整形外科に行ってもレントゲン撮ってもらって、湿布と痛み止めもらうだけです。他の患者さんも大部分がそのような感じ。
切り傷で受診できるのかな?ってその時は思ってました。
診察・注射・レントゲン
受付で保険証を出すと、状況が状況だけに(他の患者さんがぷっこが血まみれなのを見てザワザワしてる)、すぐ診察室前の廊下に連れ出されました。
看護士さんが止血用に巻いてたタオルを外して、ガーゼで軽く処置してくれました。
『タオルどうする?持って帰る?』って聞かれたので持って帰ってみた。
では、閲覧注意です。
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『いや~出たね~。出血大サービスだね~(・∀・)』って旦那に言われた。
…まぁね( ;∀;)。
廊下で待ってる間、安心したせいか軽い貧血なのか、ちょっとふわふわしてたし。
診察室に呼ばれて、傷を見たお医者さんは『縫わないで済むならあまり縫わないようにしてるんだけどね~。ちょっと深いから、縫おっか。』って言いました。
( ;∀;)縫うんですか。しょうがないっすね。
その後、患部の消毒。
そして破傷風の注射を右腰にブスっと。
あとは、縫う前に患部に異物が入ってないか確認するためのレントゲン。
レントゲン見たら、けっこうスパッと切れてたのがわかりました。
指の厚みの3分の1の深さまで切ったようです。
おろしたての、新品の鎌だったからなぁ…( ;∀;)。
プチ手術
ちなみに、今まで大したけがも病気もしたことなく、外科手術も受けずに今まで生きてこれたぷっこ。縫うのも初めてです。
まぁ、麻酔するって言われたし、大丈夫か、と縫合前はのんきに考えてました。
『指切って、今から縫うそうです』と、旦那にLINEしてみたりね。
しばらくして処置室に呼ばれると、ベッドの上に寝るように言われました。
ドラマなんかでよく見る、手術の時のライトだ~、とか思ったりしてね。
お医者さんが来て、『麻酔の注射しますよ~』と。
この麻酔注射がめっちゃ痛かった( ;∀;)。
イボンヌの時の痛みなんて比にならない。
切ってジンジン痛む親指の、第一関節付近に打ってもらったんですが、指先まで突き抜ける激痛。さすがに声は我慢できたけど、とにかく痛かった。
しばらくすると、段々感覚がなくなってきたんですけどね。
縫われてる間も、何も感じなかったし、親指が何かに触れたり揺れたりしても、指先だけどこか遠くにあるみたいな感覚。
お医者さん、親指を固定してくれる看護士さん、見学の看護士さん2人(内1人はもしかしたら見習のお医者さんかも?)、そしてぷこ母の計5人に囲まれてのプチ手術でした。(見学されるまな板のコイの気分)
ぷこ母は『(ぷっこの処置が終わるのを)待つ間に、ついでに自分も受診するわ~』と腰に電気をかけてもらってたんですが、それが済んでナゼか看護士さんに連れてこられてました。
縫合の後、患部を見せてもらったんですが、グロいし怖いしであんまり直視できず( ;∀;)。細い黒い糸で、指が縫われてる~( ;∀;)みたいな。
ガーゼ巻いた後に、固定の為の網目状のギプス(?)して、更に包帯でぐるぐる巻きに。
ちょっと、大げさじゃない(;・∀・)?
って感じになった。
結局、5針縫いました( ;∀;)。(深いとこ2箇所、浅いとこ3箇所だって)
抜糸まで1週間~10日らしいです( ;∀;)。
最後に、お医者さんに『(草刈りじゃなくて)指刈りにならなくて、良かったね。』って言われました( ;∀;)。
確かに、切断とかならなくて良かったです。
でも先生、ワロエナイ( ;∀;)。
初診料、破傷風の注射、レントゲン、縫合一式、ギプスなどで合計約6,000円もかかっちゃいました( ;∀;)。
あとは、化膿止めのお薬と、痛み止めのお薬も処方してもらいました。
*縫合の痛みをなんとか表してみる
で、ですね。
縫合の後がめっちゃ痛いんです( ;∀;)。
同じような経験をされた方は、皆さんやっぱり痛みに苦しむようで、【縫合 痛み】って検索すると、その後に【いつまで】って文字が自動で出てくる。
『この痛みは一体いつまで続くんじゃ~!!』って、藁にもすがる思いで検索されるんでしょうね。(ぷっこもそうでした)
そんな方に、ちょっとでも参考になればと、ぷっこの痛みの経緯を何とか文字にしてみます。
当日。朝8時半くらいに負傷して、処置が終わったのが10時半くらい。
しばらく麻酔効いてたから、ぷこ兄とぷこ母とのんきに焼肉食べたりしたんですよ。大出血したし、血を作らねば(・∀・)ってね。
昼過ぎくらいから、感覚が徐々に戻ってきて(何かジンジンしてきたな~)って感じ。痺れるような感じでしょうか。
それから次第にズキズキと痛みが増してきて、夕方4時くらいにはズクンズクンと疼くような痛みに変わっていきました。
脳の容量の、3分の1が常に『痛い、痛い( >Д<;)』と感じている状態。
心臓のドクン、ドクンという鼓動に合わせて、血流と同じ拍子で、ズクン、ズクンと縫合した患部が、内側から疼く痛みです。
そして、痛みの波があります。じっとしているのに、たまに痛みが弱まったり、逆に強まったり。
じっとしていると、痛みの方にばっかり意識が行っちゃって、辛い( ;∀;)。
動いてたら気が紛れるけど、その後の反動がこれまた痛い( ;∀;)。
病院で看護師さんに、『腕は上げといた方がいいよ』と言われたので、心臓より高い位置に上げるようにしてました。確かにその方が、ちょっとはマシな気がする。
下げると血が下がってきて、ドクンドクンして熱くなって痛みが増す感じでした。
ちなみに痛み止めももらいましたが、あまり効かない。ちょっと和らいだ?かな?程度。しかも飲んだら間隔を8時間空けてねって言われてるし。
(ちなみにカロナール錠200㎎+胃薬が疼痛時のとんぷくとして処方されました)
その日の寝る前に飲みましたが、結局あまり効かず。布団に横になってからも、腕を上げる高さを変えてみたり、体や手の向きをあちこち変えてみたりとあれこれしてみても、痛みは和らがない( ;∀;)。
文字通り七転八倒の苦しみ(ちょっと大げさ)。結局その夜は3時間しか寝れず。
翌日(負傷2日目)。
痛みは、脳の容量の5分の1を占めるくらいまで、収まった感じ。
とはいえ、ずーっとズクンズクン痛いのは変わらず。
お医者さんに『来てね』と言われてたので、受診。
ガーゼに出血が少しあって、それが乾いてひっついてて。生理食塩水をじゃぶじゃぶかけ流しながら、お医者さんが剥がしてくれたんですが、糸もガーゼにひっついてて、患部がひっぱられて。
ぴぎゃ~( ;∀;)
それはもう痛かったです。
再び痛み復活。
帰ってから、脳の容量100%の痛みに耐えきれず、ちょっと涙が出た( ;∀;)。
まだ出血してた、ってショックもあったし。
もう、即行で痛み止め飲みました。5錠しかもらってないから、大事に飲まなきゃって思ってたけど。
痛いし、昨夜寝れてないから休みたいけど、じっとしてると痛いことばっかり考えちゃう。
精神的にやられる…( ;∀;)。
旦那に弱音をLINEしたり( ;∀;)。
それでも、1時間くらい昼寝できた。
その後、脳の容量3分の1くらいの痛みが夜まで。ズクンズクンと絶え間ない脈打つ痛み。さすがにしんどくて、痛み止めと、以前精神科でもらってた睡眠薬を1錠の10分の1くらい飲みました。(ぷっこ個人の勝手な判断だからマネしないでネ)
でも、久しぶりに朝までぐっすり寝れました。実は負傷の前日も、あんまり寝れてなくて。
負傷3日目。
朝起きると、痛みが大分和らいでました。
脳の容量の7分の1くらいまで、痛みがひいてました。
昼くらいになると、それまでは一瞬たりとも無くなることのなかった痛みが、消える時間が出てきました。痛みがあってもズキズキという感じ。
夕方には脳の容量10分の1くらい。ふとした時にピリィッとする鋭い痛みが走ったりもしますが。
痛みを感じる時間が無いって、幸せ( ノД`)…
夜は痛み止めを飲んだら、割とすんなり寝れました。
4日目。
午前中に再び受診。もう出血してないみたい。前回、軟膏を厚く塗ってもらってたので、ガーゼも痛むことなく剥がれたし。
痛みは通常はジンジン。たまにツキン、ツキン痛みます。でも耐えれる痛み。
夜、布団に横になると、またちょっと痛みが戻ってきたので痛み止め飲んで眠りにつきました。
今日(5日目)。
家に戻る日。抜糸は自宅近くの病院で、と昨日紹介状を書いてもらいました。
整形外科など”外科”のつく病院ならどこでもいいそうです。
痛みの状態は昨日と変わらず。それでも、少ーし和らいだかな?という感じです。
内側からえぐられるような痛みじゃなくて、表面に近いとこがジンジンする感じ。
右手一本で、何とか家に帰れそう。
と、まぁ、このように、少しずつでも確実に痛みは和らいでいきます。
縫合後の痛みが辛い方。大丈夫です!きっとその痛みはちょっとずつでも確実に無くなっていきます!
自分の治癒力を信じて、へこたれずに安静にしときましょう。ぷっこもそうします。
まとめ
とりあえず、指を切ったら整形外科で良かったです。
ぷっこの他にも、足にギプスして痛々しい男子小学生の姿も二人ほど見ました。
やんちゃして、足を怪我か骨折かしたのかな?
夏休みなのに、可哀想に(´・ω・`)。
あと、縫うのは全体を通してめっちゃ痛くて辛いです。
指先をちょっと切って、たかが5針縫っただけだけど、こんだけ痛くて辛いとは。
縫う痛みが、身に染みてよくわかりました。
にゃんも、きなしゃん、おしめ。子どもたちは皆、去勢手術・避妊手術を受けた際に何針か縫ってます。
痛かったろうなぁ(。´Д⊂)。
あんな小さい体で、大きい縫い跡だったんだもの(。・´д`・。)。
痛そうとは思ったけど、ここまで辛い痛みだったなんて。母ちゃん知らなかったよ、ゴメンね(;Д;)。
ぷこ母も帝王切開でぷこ兄とぷっこ産んでるから、術後はさぞ痛かったことでしょう(。´Д⊂)。
ってぷこ母に言ったら『どうだったっけ?覚えてない( ・∀・)』という答えが返ってきたけど。
いやいや、絶対痛かったでしょ。
大きい手術を2回もした、亡きおばあちゃんも痛そうにしてたし。それはそれは痛かったことでしょう(。・´д`・。)。
痛いのって、辛いよね。自分しかその痛みはわからなくて。痛み止めも効かないと、只々耐えるしかないんです。
『そんな、大げさに』とか、『そんな、いつまでも』とか、周りは思うかもですが、本人は痛いんですよ。
痛そうな人が近くにいたら、せめて優しい言葉をかけてあげてください。言葉や態度で寄り添ってくれるのが一番嬉しいかも。
あと教訓としては、出血してたらうろつかない、ってのは勿論のこと。
寝不足で調子悪いのに、気づかないふりして調子に乗ってチョロチョロ動かないってことですね。
台風の巨大低気圧のせいか、負傷の前夜は何かモヤモヤ色々と考えちゃって寝不足で。その朝もモヤモヤしたままチョロチョロ動いてたら、こうなった。
いえ、自業自得なのはハナから重々承知してます(;・∀・)。
旦那にも叱られましたし。『せっかちでどんくさい性格なのを自覚してください( ・`ω・´)。』って。
まぁ、おっちょこちょいで、農家時代も鎌で指切ったことあるし、包丁でもよく切るし、カッターでも切ったよね。全部、軽傷で済んでたけど。
はい。今後気をつけます(。´Д⊂)。
『しばらく刃物は使ったらダメ。ハサミも( ・`ω・´)。』とも言われました。
でも、今はなんか見るのも怖い( ;∀;)。
鎌を直視できない( ;∀;)。
そもそも、左手が痛いし不自由なんで、包丁もしばらくまともには使えなさそうな予感。
はい。しばらく大人しく治療に専念します(。´Д⊂)。
あ、最後に今回得た豆知識。
包帯の中が痒くなったら、耳かきでかくのがいいですよ。
長さも弾力もちょうどいいです。
ただ、時折、親指の爪の付け根付近が痒くなると、『これは、どうしようもない!!』って我慢するしかないですが。(指サック状のギプスしてるし隙間がないから届かない)
皆さんも、くれぐれもお気をつけくださいm(_ _)m。
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