ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その1・ゴミ屋敷の片付けの流れ】

ぷっこと旦那

『父が亡くなったら、溜め込んだガラクタで溢れかえった実家を片付けよう』というのは、ぷっこの人生の宿題の1つでした。
それをやり切った感はある(・∀・)フゥ。

勿論、ぷっこ1人でやった訳ではなく、一緒に嫁の実家まで来て40日に渡り住み込んで片付けてくれた旦那、3食のご飯を作ってくれ洗濯などのサポートしてくれたぷこ母、留守の間ちょこちょこ家の様子を見てくれたおっちゃん&おばちゃん&こうちゃん、猫たちのお世話してくれたペットシッターさん、『心置きなく片付けておいで』と送り出してくれたぷっこの職場の方々、ぷっこのグチを聞いてくれて支えてくれた親友夫婦、など色んな方のおかげです。

本当にありがとうございました。

多死社会を迎えるこれから、きっとぷっこ同様、ゴミ屋敷な実家を遺されて、しかもまるっと業者に頼めるほどのお金もなく困り果てる方も出てくることでしょう。

そんな方たちの参考になればと思い、拙いながらもまとめている次第です。

前置き

ちなみに、ぷっこも旦那もプロの業者でもなんでもなく、ただの貧乏でふわっふわ生きてるだけの夫婦です。

ただ、自分たちの終活、おばあちゃん家(今住んでいる家)の遺品整理を経て、できるだけ自分たちの力でお金をかけずにモノを処分する方法を身に付けてきたと思ってます。

それで挑んだ今回のぷこ父の遺品整理。

実家の居間(約15畳くらい)とぷこ父の書斎(約6畳)に溢れたガラクタ。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】

更に実家の隣に建てられた約10m×4m(しかも2階建て)の倉庫いっぱいのガラクタ。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】

ぷっこの素人目で、これをそのままゴミ屋敷清掃業者に頼んだら(回収・処分まで業者任せで)100万円で収まればいいかな、くらいの状態でした。

いるもの、いらないもの分別して、燃やせないゴミ(小型&大型家電・燃やせない収納&家具など)だけ業者に頼もうと、大まかな見積もり出して貰ったら50万円くらいかな?という感じでした(回収の人件費込み)。

それを、ぷっこと旦那で40日かけて分別、処分できるものは処分、処理施設に持って行けるものは持って行って、最終的に約4万円の費用で収まりました。

ただ、ぷっこも旦那もお仕事休んで、それにかかりっきりだったので、その間は無収入。
3匹の猫たちはペットシッターさんに任せて家に放置プレイ。(末っ子おしめはストレス(?)と食事の不規則さで如実に太ったし、長男にゃんもはちょっと痩せた)

金銭的には支出を抑えられたけど、犠牲になったものもあります。

では、前置きが長くなりましたが、ゴミ屋敷な実家の片付けの、大まかな流れをご紹介します。

大まかな流れ

⓵ものの分類→⓶ゴミの分別→⓷ゴミの処分

です。

最終的にゴミを処分するのに、少しずつ処理場に持って行ったり業者に依頼するのは非効率かなと思い、ぷこ父の遺したガラクタを一通り全部確認して、分類して、ゴミは分別してまとめてから処分という流れで片付けを行いました。

大事なのは、事前にある程度計画立てて、準備してちょっとでも効率的に動くことかなと思います。
ぷっこと旦那は、事前に片付ける順番を計画。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】
まずは居間→ぷこ父の書斎→倉庫みたいな感じで。

あとは、ガラクタの最終的な鑑定(使えるかorゴミか)を、旦那にお願いした(ぷこ父の遺したものは、パソコン関係・電子工作部品・様々な工具などで、ぷっこはそれが何に使うものなのかすら分からないのが沢山あった)ので、ぷっこがある程度ガラクタとゴミを分類した後に、旦那にもう1回ガラクタを見てもらう、という感じで進めていきました。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】

更に実家入りする前に、地元のゴミ分別表をインターネットからダウンロードして印刷して、分別の際にまごまごしないように、ある程度目を通しておいたりもしました。

では、流れごとに詳しく書いてみます。

⓵ものの分類

山のように積まれたガラクタ。片っ端から『いるもの』『いらないけど売れそうなもの』『どうしようもなくいらないもの(ゴミ)』に分類して、それぞれまとめていきました。

⓵-1いるもの

ぷこ母が、旦那がそしてぷっこが使うもの、いるもの

本当に幸いだったのは、ぷこ父と旦那の興味の対象が近かったこと。パソコンや周辺機器、日曜大工が旦那も好きなので、ぷっこにとっては全く興味のない電子工作の部品やパソコンの部品を、旦那は喜んでもらってくれました。
ありがたや。
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昭和な扇風機ファン太くんもぷこ父の遺品の一つ。

⓵-2いらないけど売れそうなもの

新品だったり、元々の値段が高いもの、一見したらゴミでも集めたら売れそうなもの、です。
よくわからないものでも、スマホで軽く調べてみたら価値があったりとかもします。

所謂リサイクルショップに持ち込んだら、値段がつきそうなもの。
でも、今までの経験で、そういうお店に持ち込むよりは、自分たちでネットオークションなどに出す方が、入ってくる金額は大きいです(ものの種類や量にもよりますが)。手間はかかるけど。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】
未使用のプリンターのインクとか。

旦那が、もはやセミプロ並みにそういったことをやってくれてるので、自分たちがいらないものでもゴミに出すことなく、お金に換えることができました。

自分たちでは使わない、フロッピーや大量の電源コードなど。
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今時あまり使わないフロッピーでもお金になった。

キレイに拭いて、まとめてネットオークションなどで出したら、実際売れました。

同じコードも集めたら売れた(てかぷこ父なんでこんないっぱい持ってたの( ゚Д゚))。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】
現時点で、ぷこ父の遺品を売った売り上げ金は20万円強あるそうです(・∀・)スゲエ。
あとまだ、軽バン一杯分のガラクタを持って帰ったので、売り上げ金はまだ増えそう。

ちなみに、以下のものはお店に持って行った方がいいかな、と思います。
よっぽどプレミアものの本やブランドの衣類は別ですが、大量で且つ状態があまり良くない場合は、1つ1つ手間をかけて自分で売るよりは、ばさっとお店に持ち込んだ方が断然早いです。

・本・雑誌
今回、ぷこ父の遺した本は、法律系やパソコン関係、ギター関係、家庭菜園などについての本や雑誌。元々古本屋で買った本がほとんどで、そういう店の値札シールが貼られたまま。しかも保存状態がすこぶる悪く、ほぼ紙が日焼けした状態でした。
地元のブックオフに持ち込んだ所、数百冊持ち込んで100円ナリ。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】
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画像の本たちを2回に分けて持ち込んで100円で買い取り。

それでも、自分らで庭で燃やすにも本って燃えにくいし、値段がつかない本もタダで引き取ってくれるからありがたい話。『日焼けした本は基本値段がつかないんです~』って、店員のお兄さんが言ってました。

・衣類
今回はほとんど無く、少しあったぷこ父の衣類も、ぷこ母がさっさと庭で燃やしてました(;・∀・)容赦ない。

あったのは以前の、おばあちゃんの遺品整理の時。押入れ3つ分くらい、大量におばあちゃんの衣類が出てきました。もちろん、ぷっこが着れそうなものはいただきましたが、それも少量。

大事にとってあった洋服や着物を棄てるのも忍びないので、旦那と相談して近所のオフハウスに持って行ったんですが。『肩パッドがついてる服は基本的に値段がつかないんです』って言われました。

で、色々調べて、近所のキングファミリーに持って行ったら、重さあたりいくら、で買い取ってくれたんです。
値段がつかない、と言われた昔の肩パッドが入ってる洋服も。軽自動車いっぱいに詰めて持って行った衣類が、1,000円くらいにはなった記憶があります。

いらない大量の衣類はキングファミリーがいい!と個人的に思います。

⓵-3どうしようもなくいらないもの(ゴミ)

で、いらないし売れそうにもない、所謂ゴミですね。

分類の時に”燃やせるゴミ”、”燃やせないゴミ”、”かん・びん”など、ある程度ゴミの分別も同時にしておくと後が楽です。

分類のポイント

★大事なものは紛れないように確保
家中ひっくり返して、ガラクタを片付けるので『置いとこうと思ってたアレがなくなった!』とか『アレ、棄てずに置いといたら良かった』とかがでてくるのは、ある程度仕方ないかなと思います。
なんせ、片付け中は必死でガラクタと格闘してるので、あまり余裕がないんです。
でも、本当に大事なものは各自で別の場所に確保しとかないと、知らない誰かが棄てちゃう可能性も。
今回はぷこ母の携帯の充電器と植物図鑑がその犠牲になりました。
ゴミの山から両方救い出したので、事なきを得ましたが。

★判断はできるだけすばやく
1つ1つ『どうしよっかな』と迷ってたら片付けがいつまでたっても終わらないので。
『いる』『いらない』はできるだけすばやく。
個人的に思うのは、後生大事にものを持っていても、大概使わずにヒトって死ぬもんだし、棺桶に入る分くらいしか、あの世には持っていけないんです。

★ゴミ屋敷は片付けの為のスペースもないので、庭で燃やせるものはガンガン燃やす
ガラクタがみっしり詰まっていて、ものを避ける場所も最初はありませんでした。
幸い実家は庭が広かったし、ゴミを燃やす用のドラム缶もあったので、段ボールや紙類など燃やせるものは順次燃やして、ものを避けるスペースを確保していきました。

★いるもの、売れそうなものは後回しで別の場所に移動
ものが溢れた場所だと、とにかく混ざっちゃうんで。空いてる別の部屋に移動させて積んでました。和室のぷこ父の仏壇の前ではあったが。場所がないから仕方ない(;・∀・)。

★書類・本は一応パラパラ目を通す
居間のガラクタに紛れて、書類のファイルの中から、紙幣で約30万円がぽろっと出て来たんですよ。ぷこ父のお葬式直後に。ぷこ母も全然把握してなかったお金が。
ゴミ屋敷な実家を40日かけて片付けたまとめ【その①・ゴミ屋敷の片付けの流れ】
手前の山の中から出てきた。

『自分たちで片づけよう』と改めて決心したのはこの時。悪い業者さんだと、お金出てきても黙って持って帰っちゃうかもだし。
そんなことがあったので、居間の本棚にあった書類ファイルは全部丁寧に目を通しました。ほとんどがいらない家電なんかの取説だったけど。本もページをパラパラめくって、へそくりなんかが紛れてないことを確認。
実家の土地の売買契約書が書斎の引き出しから出てきたりもしたし。家の裏の、ゴミの中から汚い古銭が出てきたりもしたし。

ちなみに、ぷっこの父方のおばあちゃんは亡くなる前重い認知症だったんですが、お金を家のあちこちに隠しては忘れてを繰り返していたらしく、亡くなった後に『こんなとこに!』みたいな場所からお金が出てきて、総額50万円くらいあった、と叔母さんが言ってました。

一応、確認しとくのが良いかと思います。

★小型家電は電池を抜く
地元は家電と電池は処分方法が違ったので(大概の地域はそうかなと思いますが)。
分類の段階で、電池は抜いて別に溜めておいた方が後が楽です。

⓶ゴミの分別・⓷処分

ガラクタの分類が済んだら、いるもの、売れそうなものは置いといて、ゴミの分別にかかります。

更に、ある程度ゴミの分別が済み次第、処分にかかりました。

業者さんに見積り頼んだり、ゴミ処理施設に持っていったり、です。

今回はこのへんで。長くなりそうなので、次回以降に続きます。

オマケ

暑いのにから、母ちゃんの上に乗ってふみふみしつつ安定のヨダレを垂らすきなしゃん。
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(;゚Д゚)た、垂れる…。

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