サビ猫しめじの糖尿病発覚②【診断からの治療の日々とお金の話など】

実写版ネコ

1/18(午前中)に糖尿病と診断されたサビ猫ちぃたん(愛称)。直後から始まった治療のことについて書いていきます。

糖尿病発覚からの辛い病院通いの日々

1日目。診断・治療開始

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糖尿病ほぼ確定の診断が出て、即インスリン(プロジンク)の注射。そして、その日は夕方まで入院することに。

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分厚い医学書を見ながら、糖尿病の治療についての説明をマメ先生がしてくださり、インスリンの量は2.5単位からスタート、と言われました。

ちぃたんを病院に残して、家に帰った両親は後悔と自責の涙を流したけど、そのことはちぃたんには何の慰めにもならないから内緒です。

可哀想なちぃたんは手足の毛を剃られ、そこから2~3時間おきに採血して、血糖値を計測したようです。

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ごめんね、ちぃたん(;ω;`*)

夕方お迎えに行って、血糖値曲線を見せてもらい、『インスリンは効いてるから、2.5単位で打っていこう。飼い主さんが毎日朝夕、注射するけど、やり方は教えるから。』と。

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間違って捨ててしまったけど(;ω;`*)こんな感じで時間の経過と共に血糖値下がっていってました

『糖尿病は治療をしていたら死ぬ病気じゃないから、大丈夫。』みたいなことも言ってくださってたと思います(ショックであまり覚えてない)。

この日から、食事(ドライフード)も変更になりました。糖尿病の治療は、インスリン注射と食事療法。

食べるのはw/dの療養食のみ。毎日の量を旦那がデジタル計りできっちり計測し、食べてもらってます。

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治療2~9日目

1/19。治療2日目。この日は休診日にも関わらず、マメ先生は朝8時、夜19時に病院を開けてくださって、ちぃたんにインスリン注射しつつ、やり方を教えてくださりました。

ちなみに、1/18の夜から血尿が出て、またケージで安静にしてもらってたんですが、1/19朝には正常の色と量のオシッコで。先生に報告すると『とりあえず様子見で』となりました。

3日目。朝8:30に先生が注射。夜18:30。実際の注射器で、練習用の生理食塩水を、練習用の猫さん(マメ先生が飼っているお年寄りの黒白猫)に注射する練習を。

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これはその時もらった練習用のセット

メインで注射する旦那が、この時初めて注射を実践。

家に帰ってから、ちぃたんに実際にインスリン注射を実施。

それから毎日、朝8:00、夜20:00にインスリンを2.5単位ずつ、注射を続けました。

それから少しずつ、確実に多飲多尿の症状は収まっていって、食欲も以前のようにガツガツ食べなくなって。

何となく、機嫌が良さそうな雰囲気。

ただ、1/22に再び血尿が出て、また病院に行ってます。

可哀想なちぃたんは、看護師さんにひっくり返されて保定されて。バリカンで毛剃られて。エコー検査してもらったそう。

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再現・看護士さん2人に保定されるちぃたんと、傍で見守る旦那(撮影協力:蜂蜜組)

腎臓と膀胱を見てもらい、左の腎臓が少し萎縮しているかもしれないけど、個体差かもしれないし、との事。明確に異常、という感じではなく今は様子見でという結論に。

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下腹部と両脇腹、それぞれ直径5㎝ほど毛を剃られてます(;ω;`*)

抗菌剤と抗炎症剤(バイトリルとトランサミン)を処方され、1週間飲み切りで、食事療法のおかげもあるのか、その後下部尿路疾患の症状は出なくなりました。(w/dは下部尿路疾患予防にも良いそう)

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糖尿病発覚後10日~1ヶ月(現在)

治療10日目~

10日目の1/27。朝8時のインスリン注射後、ちぃたんを連れて動物病院へ。夕方まで預け、2~3時間おきに採血し、血糖値の変動を測定してもらいました。

この日の血糖値曲線。

『血糖値が71~159の範囲で収まるのが理想だから、ちょっと効いてないのかな?夕方から3.0単位に変更してみて。』

と指示があり、それから1週間、毎日朝夕3.0単位のインスリン注射を、旦那が頑張ってくれました。

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治療17日目~

2/3。再びちぃたん1日入院。この日の血糖値曲線。

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朝65で低いから、インスリン量が多いかもとの事

『3.0単位だと多いみたいだから、2.7単位でやってみよう。』とのことで、この日から2.7単位に変更

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1日入院、ちぃたんにとってどれだけ辛いことか。知らない場所で10時間も、ケージに入れられて。2~3時間おきに、出されて押さえられて血抜かれて(;ω;`*)。

緊張と恐怖で、準備されてるご飯や水、口をつけないみたいで。夕方帰ってくると、決まって水をガブガブ飲んで、ご飯食べて、オシッコして。

ストレスの影響かフケも出てるし(;ω;`*)。

マメ先生、『(注射など)頑張ってください』って言ってくれるけど、頑張るのはちぃたんなんだよね(;ω;`*)。毎日2回、両親に押さえられて注射で、1週間に1回、恐怖の1日入院。

全部両親のせいです。ごめんね(;ω;`*)。

治療31日目~

2/3から2週間空けて、2/17(治療31日目)。

少し間が空いたけど、やっぱり辛い辛い1日入院。

血糖値曲線。

基準となる71~159の間を推移してます

『2.7単位で良さそうだね、このまま2.7単位でいきましょう。』と、そして次は4週間空けた3/17の受診予定。

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シリンジに細かい目盛り書いてないから、毎回旦那がすごい集中して指示量を準備してくれてます

『結構早く、インスリン量が決まった方だよ』とも。

総合的な血液検査の結果も良くなっている、との事

旦那曰く『父ちゃんがニートで、毎日きっちり12時間おき(8:00・20:00)に注射できてるからだね( ・∀・)!』との事です。

マメ先生によると、『安定してきたら6~8週間おきの受診にもできるかも』だそうで。早くそうなるといいね(;ω;`*)。

そんな感じで、最初は出口の見えない真っ暗で辛い日々だったけど、マメ先生のおかげで、とりあえず一段落。

ちぃたんは、以前のように落ち着かない様子は見られなくなり、オシッコ💩も健康的。食べるのも少しずつで、ガッつかなくなって。夜も穏やかに寝れてるみたいで。そして相変わらず、愛する父ちゃんに寄り添って穏やかにゴロゴロ言ってます(;ω;`*)良かった。

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『父ちゃん、あたしと遊ぶんだよ、あくしろよ』と言ってます

糖尿病治療と治療費のこと

猫の糖尿病については、動物病院のホームページなどで専門的な記事があると思うので、特に触れません。

インスリン注射と保定

ちぃたんの命綱的な大事なインスリン(プロジンク)。現在の我が家の家宝(10mlで12,100円)。運ぶ時は両手で持って、慎重に扱ってます。

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インスリンの扱い方(冷蔵庫で0~5℃で保存、衝撃厳禁)や、注射の仕方は、かかりつけの動物病院の指示の元で行った方がいいと思うので、特に触れません。

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プロジンクを指示量準備しているところ

ただ、糖尿病の猫において、一番気をつけないといけない低血糖のことを書いておきます。

『糖尿病の猫が死ぬとしたら低血糖』という現在の認識なんですが、インスリンが効き過ぎて低血糖になり、意識消失の後に死に至るそう。

反応が無くなったり、痙攣したり、実際に見たことないからわからないけど。その時には『経口摂取で、飲むだけ入れて』とブドウ糖を5本処方されました。

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空腹時は低血糖のリスク高くて怖いから、注射前後は特に、ちぃたんの様子を気にかけてます。(注射後は眠たくなるらしい、とあるネットの記事に書いてあったそうですが、確かにちぃたんもスースー寝てしまいます)

あと、調べたけど情報がほとんど出てこなかった、インスリン注射時の保定のことを。

我が家の場合、毎回旦那が注射してくれていて、ぷっこは前方から保定する係。

毎日8:00と20:00の注射の後に、ご飯(w/d)をあげていました(そういう指示だったので)。が、ちぃたんの注射時のストレス減らす為に、同時スタート

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蜂蜜組による再現

ぷっこの膝にお皿置いて、両手でちぃたんの上半身(肩甲骨~両腕)を保定。

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正座で床に座り、膝にw/d入れたお皿を置いてます

旦那は、体全体と左腕で気持ちお尻を固定しつつ、後方から注射。

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これだと、注射が完璧に上手くいった時は、ちぃたんは注射に身動ぎもせず、ご飯をパクパク食べ続けてます。

これをやる前は、保定と注射でとても嫌がり、動いて針がうまく刺さらなかったり痛がったりしました(針先細いから、注射時はあまり痛くないはず、と先生は言ってたけど、やっぱり痛いのは痛いのかも)。

あとは、ちぃたんをリラックスさせる為に、旦那が即興の“ちぃたんの歌★”を歌いながら、やってます。

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歌詞には『ちぃたん★かわいい』が大体含まれています

1人で打てそうな、“ミノムシ袋”なる物も売っていますが(;・∀・)どうなんだろ。

食事のこと

前述してますが、食事はw/dオンリー。体重(現在5.1㎏)あたりの1日量、73gをきっちり計測してあげてます。

朝と夜だと、夜間は寝ている分食べる量も少ないからと、8:00は40g、20:00は33g(2/19時点)で旦那が調整しています。

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そして、1回分を全て短時間で食べ切るのではなく、所謂だらだら食べ。ちょっとずつ、何回かに分けて食べてます。マメ先生に確認したら、それで良いとの事だったので。

注射と同時にご飯あげて。食べなくなったら、残りはジップロックに(他の猫が食べないように、と保存のため)。

欲しそうにしたら(旦那お手製の食卓テーブルの前に来て、両親の顔をじっと見るとか)、『はい、只今( ´∀`)ノ~』と、お皿をセッティング。

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『お腹空いたな~』

すると、食べる。みたいな( ´∀`)カワイスギル。

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『いっぱいお食べ』

今のところ、それで1日量をきっちり食べ切って。体重も変化なく、低血糖もなく、機嫌も良さそうに一見健やかに過ごしています。

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ハゲが寒そう( ;∀;)

そうそう。1月末からまた💩がゆるくなって、日に数回軟便だったのを、マメ先生に報告したらスルーされて(最近お疲れなのかも)。

プラチナ乳酸菌をひとつまみずつ、ドライフードにかけて毎食食べてもらっていたら、10日ほどで軟便は改善されて、今は惚れ惚れするほどしっかりした立派な💩になってます。

これからも続けた方が良さそうかな(自己責任でやってます)。

お金の話(治療費)

糖尿病発覚後、ちぃたんのことを心配しつつ、お金のことも心配で。

勿論、子どもたちの命には代えられない。その為のお金は全然惜しくないけど、ある程度見通しが立ってた方が、同じような状況の方には安心かなと紹介しておきます。

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1/18のお会計

ちぃたんの糖尿病治療が、軌道に乗るまでにかかった総額は118,286円(税込)。内訳は(以下全て税込)、

  • インスリン(プロジンク)…1本12,100円
  • 血液検査…4回で42,130円
  • 採血料…5,500×4=22,000円
  • ブドウ糖…5本で1,250円
  • 注射器(プロジンク専用シリンジ)…118本で9,086円
  • 注射方法指導料…2,200円
  • アルコール綿花…4つで660円
  • エコー検査と内服薬…10,010円
  • w/d…2袋で10,050円
  • あとは再診料、注射技術代など…8,800円

ちなみに。プロジンク1mlには、40単位含まれているので、1本10mlには400単位。ちぃたんの場合、1日あたり2.7単位×2=5.4単位。400÷5.4=74。1本で74日もつ計算になります。

サビ猫しめじの糖尿病発覚②【診断からの治療の日々とお金の話など】

注射器(プロジンク専用シリンジ)は1本77円。

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アルコール綿花(プロジンクと皮膚の消毒用)は1つ165円で約2週間分。

サビ猫しめじの糖尿病発覚②【診断からの治療の日々とお金の話など】

ご飯(w/d)は2㎏で5,025円。2㎏÷73g=約27日分(病院で購入)。

計算すると、1ヶ月あたり、ちぃたんの場合の治療費は15,963円(2/19時点)と言ったところです。(あとは1日入院で血液検査をしたら別に2万円ほどかかるかと)

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糖尿病発覚のショックが落ち着いた旦那は、『いつまでも、大事な試合で負けたボクサーのような生き方してたけど、俺、もう一度がんばるよ。リングに立つよ。』と言ってました(現在自称ニート)。

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ちなみにボクシング経験は皆無です。

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旦那が毎日つけてる、ちぃたん日記

今回の件で痛感したこと

まずは。猫の肥満、ダメ!絶対(;ω;`*)

ぽっちゃり猫、かわいいけど。病気のリスク考えたら、適正体重を維持する方が、猫にとっても飼い主にとってもベストです。

何となく調子悪そう?がずっと続いてるのは病気かも(*´・ω・)

目立った明らかな病気のサインがなくても、何となくの不調が長く続いているのは病気が隠れているのかもしれません。

気になることがあったら、動物病院に行ってみるのが良いのかも。

シニア期になったら、定期的な健康診断を受けるのが一番良いのだと思います。

貧乏なのを言い訳に、テキトーぶっこいてたけど、改めて今一度、猫のお世話を見直していこうと思います。

愛する4匹の猫ズの為に、先々同じような後悔しないように、今さらなんだろうけど、ちゃんと考えていかないとね(´・ω・`)とりあえず母ちゃんは就職せねば(現在無職)。

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最近の朝の風景

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